そう言って、玄関を出ようとしたら
実弥に手をつかまれた。
今日はこれから任務がある。
だから家を出ようとしてるのに、
何回も実弥が止めてきて
「俺が代わりに行く」とか言ってくる
いつもの一人での任務なら、
実弥は何も言ってこない。
なんでそんなに止めようとしてくるかというと
今まで私は一人で任務をこなしたから
合同任務は初めて。しかも、
今回は柱以外にも3人の隊士がいる…
また実弥は、ため息をつきながら
頭を抱えてる。
いや、だから私子供じゃないんだけど
そう言い私を見てくる実弥の目は、
何処か寂しそうな、不安そうな
いつもと違う頼りない目だった
そうやって親指を立てて笑うと、
実弥も優しく微笑んでくれる
鬼殺隊に「絶対」なんてない。
人間とは比にならない強さをもつ
鬼と戦い、いつ死んでもおかしくない
でも、私には死んじゃいけない理由がある
実弥が死ぬまで、そして____
" あいつ " を殺すまでは














編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。