第3話

練習試合
965
2018/06/23 05:17
マネージャーになって1週間、だんだん部員のみんなと仲良くなってきた頃。
1時間目の休み時間、菅原さんが私の教室の前にいた。何人か女の子に捕まってる…!モテるんだなぁ…。そんなこと思ってると、
菅原「あなた、ちょっといいかな?」
な、名前呼び!?
市野「は、はいっ!」
急いで菅原さんの前に行く。
市野「なんですか?」
菅原「えーっと、来週土曜青城と一緒に練習試合するんだけど、その時がね、めちゃ朝早くから夜10時までやるんだってー、それ伝えに来たのと、仕事多くなると思うから手回んなそうだったら俺に声掛けてって事…んじゃ宜しくね」
市野「ありがとうございます!」
菅原「ん、じゃね」
んーっ!優しい!なになにあの天使先輩!いい人だな…それにしても朝から夜10時って長いなぁ…
日向「市野さん!菅さんと何話してたの?」
市野「日向くん!?」
日向「あーごめん!びっくりさせたよね」
市野「だ、大丈夫だよ!あのー、今度青城と練習試合するみたい。」
日向「練習試合!?うおぉぉぉぉ!まじかっ!!楽しみすぎるぅ」
市野「頑張ってね!」
日向「う、うん」
市野「あ、もう授業始まる…じゃあまた部活でね、バイバイ」
日向「バイバイ…(なんだあの笑顔…!超可愛い…)」

キュッドドンッバンバンッ

山口「はぁ…」
ため息…?どうしたんだろ
市野「なんかあった?」
山口「市野さん…いや、えっとみんななんかしら出来るのに僕は、」
市野「そっか…あ!サーブやってみる?」
山口「サーブ…」
市野「うん!ジャンプフローターサーブ!」
山口「かっこいい名前だね」
市野「うん!山口くんなら出来る!やろやろー」
山口「えっ?」

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