わー!と歓声が上がった
さっきの子がまん丸いお月様みたいな玉に乗った
おー!と歓声が上がる
すると…ずってーん!と綺麗に転けた
その様子が可笑しくて笑ってしまった
俺は、笑いながら泣いていた
ドスッ!と鈍い音が聞こえた。目の前を見たら
さっきの子が頭から血を流して倒れていた
横で泣いている小さな男の子がいた
ピエロは、すぐに立ち上がってそう言った
終演後。俺は、直ぐにその子に聞いた
その言葉を聴いて、俺は泣いてしまった
その言葉に、また泣いてしまった
今日は、大きな舞台だ
あの子は、紐の上で一輪車に乗るらしい
あの子の出番だ。いつも通り……だと思っていた
急に紐が切れ彼女は、落下した
俺は、すぐに駆け寄った
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。