inポトス
今日はバレンタイン。
と、いうことで!!ポトスでことはちゃんと一緒にお菓子を作ることにした。
私はガトーショコラを、ことはちゃんはクッキーとポトスのバレンタイン限定メニューを各々作り始めた。
私は、これが誰々と忘れないように名前を挙げながら包装した。
ことはちゃんはその様子を微笑みながらじっと見つめる。
ことはちゃんは呆れたような笑いを浮かべてそう答えた。
私は笑顔で手を振るとポトスを後にし、風鈴に向かった。
in 風鈴高校
…いや、本命じゃないよ??本命じゃないけどさ。
友チョコだとしても!!推しに渡すなんてめちゃ緊張するんですが!??
味見もちゃんとして美味しかったから大丈夫だとは思うけど…
え、なんか突然すっごい不安になってきた()
頼むから変な顔されませんよーに!!
そう願いながら(?)教室のドアを勢いよく開けた。
クラスメイトがそう騒ぎながら私の元に駆け寄ってきた。
あー成程、私からのチョコで最低限1個は貰えるってことね?
当たり前じゃん、お前ら自分たちがアニメのキャラだってこと分かってんのか(分かるはずない)
私はそう言いながら手に持った大量のガトーショコラを自分の机に置いた。
そして一度机に突っ込めないか確かめようと机の中に手を突っ込んだ。
…?何か入ってるんだが怖い何()
取り出してみるとそれは一枚のメモ程度に書かれた紙だった。
あなたの下の名前へ!
放課後、屋上に来てくれないか?
果物が丁度収穫時期だから見せたい!
名前は書いてないが、まあ梅ちゃんだろう(((
見せるだけなら別に誰でも良くないか?と不思議に思いながらも、その場を離れてチョコを配ることにした。
私は思わず「行く」と返事しそうになったが、放課後に梅ちゃんから呼び出しを受けていたことを思い出した。
クラスメイト全員、そして2年や3年の先輩たちにも渡し終え、あっという間に放課後になった。
少し重い屋上のドアをゆっくりと開く。
開いた瞬間、寒さがまだ増すばかりの季節の風が吹き抜けていった。
すると、後ろから突然上着のような物を羽織らされた。
私たちは屋上の大きなテーブルに並んで座った。
テーブルの上には、苺やブルーベリーなどのカラフルな果物たちが置いてある。
既に溶けてあるチョコに苺をつけて食べると、甘酸っぱさと甘さが一気に口の中に押し寄せてきた。
まさに!!口の中が天国!!(?)
そう冗談を言い合って笑っていたが、ふと私が気になることを梅ちゃんに聞いた。
梅ちゃんはもう一個食べようと手を伸ばしていたが、動きを止め、私の方を微笑みながら向いた。
…それは、つまり言い換えると独占欲…?
いやいやいや!!ないない!!そんなっ!?ねぇ!
(語彙力皆無)
そういうと、梅ちゃんは少しチョコが付いた私の唇に触れる様にキスをした。
と、唇をぺろっと舐めながら悪戯っぽく笑った。
時間が少し空いてみるみる私の顔が赤くなっていくのが自分でも分かる。
そんな様子を見て梅ちゃんは、
さっきとは少し違う笑顔でそう言った。
好きな人って言えば誤魔化せるとでも思ってんのか!?
駄目だぞ私が沼る(本日も通常運転)
来年、同じ事をしたとき、きっと私は今日の出来事を思い出して恥ずかしくなってしまうだろう。
それを想定してやったのなら、梅ちゃんは純粋なようで意外と悪くて、ズルい人だ。

アンケート
見てくれますよね??(圧)
見るぜ!!
31%
文スト知らなくても良いなら見るぜ!!
49%
知らん!!見ない!!()
21%
投票数: 78票





















編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。