第20話

#20 間接キス
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2026/08/18 09:00 更新






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あなた
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かき氷、食べたいよね?
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かき氷?
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食べたいでしょ?



私に聞いてるくせに、自分が食べたくてしょうがないっていう顔しながら、誘ってくる。


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あ、うん。食べたい ㅎ
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やった
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海の家に売ってたから、一緒に行こ

















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何味にする?
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んー、イチゴ
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あなたは?
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じゃあ、メロンにしようかな
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おっけ




いらっしゃいませー

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かき氷の、イチゴとメロンください

800円でーす


てことは1つ400円だから、…

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あ、あなたいいよ。財布出さなくて



と、財布のチャックを開ける前にリキに止められる。

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え、でも
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俺が払いたいの。
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席、取っておいて


ギュビンといい、リキといい、みんな奢り癖があるよね。さすが御曹司なだけある。

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分かった…ありがとう
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ん、いいよ。全然












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ひゃっ!
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ふっ、びっくりしすぎ ㅎ



私のほっぺにジュースの缶を当ててきたから、びっくりして思わず声を上げると、揶揄ったように笑ってくる。

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…ㅋㅋㅋ
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いつまで笑ってるの…
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ごめん、ごめん ㅎ
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早く食べよ










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かき氷とか久しぶりかも
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俺も久しぶり
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へぇ、そうなの?
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もしかして、御曹司は
氷なんて食べません的な?
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御曹司をなんだと思ってるの ㅎ
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お金持ち
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まあ、間違ってはないけど
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…美味しい?
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うん、めっちゃ美味しい
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あ、食べる?メロン味
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いいの?
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いいよ。私もイチゴほしいから
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はい、
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あー…
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え?
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え?
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食べさせてくれるんでしょ?




そう言って、堂々と口を開けてくるリキ。


え、私が食べさせるってこと?


え、でもこのスプーンで食べさせたら
間接キスになるんじゃ…

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チラッ


だけど、リキを見ると、
そんなことを気にしてる様子もない。


なんか、私だけが意識してるみたいで恥ずかしい。

いいや。もう、勢いでいけば気にならないよね?



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…あー
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メロンもいいね
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じゃあ、はい
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あなたも口、開けて



まあ、分かってたけど、私も食べさせられるよね。


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あー
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ん!イチゴもおいしい
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よかった






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……あ、
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…モグモグ?
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今の、……間接キス…
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やば、… ごめん //


手を振りながら、耳を赤くしていくリキ。

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…へ 、今!?
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え、もしかしてあなたは気づいてた?
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…気づいてたよ、もちろん
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でも、リキが全然気にして
なさそうだったから…
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それはほんとに、今気づいて…  //
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( …! ? )


リキが思ってたより照れてて、余計に意識しちゃう。

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えっと、…






🔫 −− ピュッ


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!?



少し変な雰囲気になってたら、
横からいきなり水が降ってきた。



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🔫 −− ピュッ 



水鉄砲を当ててきたのはユジンだった。



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…見つけた
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🔫 −− ピュッ 
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ちょ、っユジン、かけすぎ
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もうリキの時間は終わり
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抜け駆けはだめだって、
ギュビナが言ってた
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かき氷食べてただけだよ
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デートじゃん、つまり
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( でーと!?)
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まあ、あなたはそう思ってなさそうだけど
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いや、だってみんなで来てるわけだし…
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あなただけだよ
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みんなで楽しもうって思ってるの
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え、?
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次は俺があなたを独り占めするから
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ぇ、あっ、ちょっと




ユジンはそう言いながら、再会したときみたいに
また私の手を取って、海の方に歩き出した。












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