___Noside
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in forest
外はマフラーを巻きたくなるほどの寒さであった。
「危険」と「対処」「敵の弱点」
それから__
レイとあなたはそんな話をする子供たちから少し離れてあるものを見つけた。
レイが声をかける。
見た目はイソギンチャクのようで、一体何なのか分からず全員でハテナを浮かべた。
あなたの言葉で、レイはナイフを取りだしてそのイソギンチャクに切れ目を入れた。
中からプシュッと水が溢れる。
エマはニコリと笑って全員を見据えた。
少し進み出した子供たち。
先頭のドンが振り返る。
エマは先程レイに見せたペンを取りだして
カチッと二段階引っ張った。
モニターにはB 00-15と表示されている。
エマは、何やら言いずらそうに口ごもった。
躊躇ったあとレイにペンを手渡した。
レイは、モニターに表示されたモールスを読み取った。
彼にとってモールスを読むことは造作もないことだった。
なぜなら彼は彼女とそれで"彼らだけの"会話をしたことがあるから。
"touch me"(私に触れよ)
レイがモールスの通りに画面に触れると
画面が切り替わった。
レイは少し見たあと閃いたように顔を上げた。
レイはモニターと本を見比べた。
"HUMAN"(人間)
レイが文字を打ち込むと、また画面が切り替わって
文字が現れた。
"助けが要るなら訪ねておいで"
"B 06-32地点に私はいる"
"ウィリアム・ミネルヴァ"
文字を打ち込んでいる最中
皆の動きがピタリと止まった。
ペンと本を閉まって辺りを見渡す。
ゴゴゴ、と遠くも近くも聞こえるおぞましい音が全員の耳に届いた。
皆の後ろにあった大きな木がバキリと音を立てた。
そこから得体の知れない化け物が現れる。
「𝐦𝐞𝐦𝐨𝐫𝐲」
「はじめてのおめでとう」
_脱出直後_












編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!