「勝己」
朝、学校につくと
教室のど真ん中で二人のそれはもう始まっていた
「ンだよ」
「好きです付き合ってください」
……おっふ
もう教室にいるクラスメイト達が一斉にかっちゃんたちを見る
そりゃそうだよね
「……あっそ」
「え、待って酷くない?」
「どうせ嘘だとか抜かすんだろうが!」
「よく分かったね
今流行りの嘘告とやらに挑戦してみたって言うことです」
「テメェの下らねぇ考えなんてすぐ分かるに決まってンだろうが!」
うわーノロケてるよ
やめてほしいよね切実に
朝イチから教室のど真ん中でやることじゃないよね
この人達ここが教室ってわかってるのかな
「大体なァこんなとこでするもんじゃねーだろ」
ここが教室ってことをちゃんと分かってたんだね!流石かっちゃん
「嘘告ならもっとリアルにやれよ」
「あー、リアリティ足りなかったか」
そうじゃない!











編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。