第214話

# 210
1,123
2024/06/20 21:00
< L A N s i d e >
爽やかな春風が、

俺の頬を優しく撫でる。


誰もいない桜が靡く夜に、

俺は1人そっと浸っていた。


……この短期間で、

色々なことがあったなぁ、。


我慢するのが得意で、

小学4年生にしては、

大きすぎるほどの過去を抱えていて、

昔は毎日明るく元気なふりをしていたけれど。

今は少しずつ苦しいことを話してくれたり、

俺らに甘えてくれるようになったこさめ。


勉強を毎日押し付けられて、

過保護すぎる親のレール通りに過ごしてきて、

断るのがものすごく苦手だったけれど。

しっかりと自分で考えて行動を移したり、

素直な気持ちを伝えてくれるようになったみこと。


人のことばっかり考えすぎるところがあり、

完璧に囚われて、

自分の気持ちを押し殺してきたけれど。

自分のペースで物事をこなしたり、

色んな人の意見を受け入れ、

まとめてくれるようになったすち。


……本当に、

良い方向に進んでいってるなぁ、なんて、。
# I f
らんくん、?笑
# y u s u k e
らん、!
# n a i k o
らんらーんっ!!!
# l i u r a
らーんくんっ!!
# h o t o k e
ら、らんさん、、!
# s h o
らんちゃーん、!笑
いつもたくさんの呼び方で、

俺を笑わせてくれたいれいすのみんな。
# k u n i
らんくんっ!
# k o t t a r o
らんく〜ん!
# C o e .
らんくーんっ!!!!
# y o u
ら、らん、くんっ、、!!
# R e l u
らんくん〜!!
個性豊かで明るく、

俺を必要としてくれていたすたぽらのみんな。
# h i m a n a t s u
らん、、!
# i r u m a
らん、
# k o s a m e
らんくーんっ、!!!!
# m i k o t o
ぅらんらんっ!
# s u c h i
らんらん、、!
俺のことを認めてくれた、

かけがえのないシクフォニの5人。

気づかない間にこんなにも多くの人に支えられていて、

俺のことを沢山認めてくれて。


……生きててよかった、

って思わせてくれた。



夢も希望もない世界で、

ここまで幸せだって思えたのは、

今のこの時が初めてだよ。


夢も見せてくれなくて、

希望なんかもたせてくれなくて、

ただ醜い世界の裏側にしか触れることが出来なくて。

綺麗な1面も見せてくれなくて。

理想に逃げても現実を突きつけられるだけで。

毎日が苦しかった俺を、

ここまで引き上げて助けてくれてありがとう。


夢も希望もないことを知ってるからこそ、

俺はこの世界を本気で生きて、

見させてもくれなかった夢と希望を、

本気で現実的に追える。

生きたいって思えるまで、

自分の道を突き進むことが出来る。


人生は幸せばっかりじゃない。

むしろ辛いことが多くて、

表では見えない苦しいことばかりが、

世界を包んでいるという事実がある。


けど、その中でも、

今を楽しく幸せな気持ちで生きてみせる。


ここまで俺を変えてくれてありがとう。

ここまで俺を幸せにしてくれてありがとう。


これからは俺が、

みんなを幸せにできるように、頑張るから。





































_____夢も希望もない世界でも、

俺と一緒に、これからを歩みませんか、?
「 夢 も 希 望 も な い 世 界 で . 」 𝑭𝒊𝒏.
「 夢 も 希 望 も な い 世 界 で . 」

これにて完結となりました……!

どうでしょう、楽しんでいただけましたか?

実はこの最終話、

らんくんが実際にお話してくださった内容をモチーフにしています!

わかった方……、いらっしゃるのでしょうか……(


210話という大変長い作品となりましたが、

「 誰かが共感できること 」

を考えながら書かせていただきましたっ!


少しでもこのお話に救われた方がいらっしゃれば…、

作者はそれだけで嬉しいです……!


主からの話が長くなってしまいましたらあれですので、

そろそろ締めさせていただきます!!


今までこの小説を読んで下さりありがとうございました!!


また後ほど、

リクエストBOXを開かせていただきたいと思っておりますので、

気軽にリクエストしてくだされば幸いです!!


目標も達成させていただいて本当に光栄です!

今までありがとうございました!!

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