ー👑sideー
ピーンポーン
…誰も出ない
風邪ひいて1人でいていいわけないんだけど
プルルルルル
電話も応答なし。
ドアノブに手をかけると鍵がかかってない事に気づいた。
一応リクスにカトクで『入るね』と送って部屋へ足を入れた。
寝室を覗くと会社から帰ってきてすぐなのか、そのままの格好でベットに身を投げていた
俺のまくらを抱きしめて寝てるリクス
あー俺本当にリクスが好きなんだ。
大事な仕事も振り切って来て、
眠るリクスを静かに横で眺める
それだけで心が満たされるなんて
俺は君に何か魔法をかけられたみたい。
でも君はきっと言う。
僕はアイドルで自分はファンだと。
リクスの汗ばんだ額をタオルで拭う
横にいれるだけでいい、なんて俺はそんなの無理
気を抜いたら誰かに持っていかれてもおかしくない。
それを俺は横で見るだけ?
…無理だね。
腕の中で眠るのはリクスじゃなきゃ嫌だよ
ー🐣sideー
頭にガンガン誰かの声が響く。
…誰の声?
もしかして強盗、!?
声の主にバレないようにうっすら目を開ける
そこにいたのは喧嘩中(?)のジナ
なんで…
『体調戻ったんならもう出演できますよね?』
この声…この前ジナと食事をしてた人?
『でもご飯の約束したじゃないですかぁー』
『えーー、じゃあまた今度お願いしますね?』
ご飯の約束してたんだ、
あの人可愛かったし。そりゃそうだよ。
!!?!?
バレてる!?
べりっと布団を剥がされる
もう怒ってないのかな、
やっぱり怒ってる…
俺そんなにいけないことした、?
ヒョンジナを視界に入れないようにしてスゥエットに着替える
ただでさえ体がだるいのに強すぎる圧に潰されそう
渋々頷くとベットに腰掛けた。
…まただ。
ジナが近くにいるだけで心臓が痛くなる
耳に顔を寄せられて思わず身を引いた
頭を撫でられたと思ったら
自分の唇に柔らかいものが触れた。
頭の整理が…
熱、上がったかも…
















編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。