第122話

CXI〜火の闘技場VII〜
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2025/04/20 10:08 更新
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………………
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っとと。現場はここで合ってるか…………?って、合ってそうだな。
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エミリエと、ディシア、ってアハウが言ってたな。ありがとう…………ええっと、
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召使。炎神に呼ばれた来客だと思ってくれ。
そこの少女は警戒を解いて、安心したような顔で続けた。
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炎神様の来客か、なら安心だな。ありがとう、召使。良ければだが、こっちの小さな体では運びづらい2人だ。手伝ってくれるか?
指を指す方には、私が糸でぐるぐるに巻いた2人の姿が。

まだまだだな、なんて口の中で言ってしまったほどである。
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了承した。炎神にこの報告は……………
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あぁ、もう伝わってる。安心してくれ……………っと。そろそろ自分が試合なんだ。任せてもいいか?
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あぁ、君は試合に集中しろ。こっちは2人を救護室まで連れて行こう。























こうして、あたしたちの試合は簡単に終わってしまった。
だって、たった2試合しかなかったんだよ?
なのにその2試合で一気に人がいなくなっちゃって、寂しい気持ちだ。


裏ではたくさんあったこと、あたしは知らなくて、キィニチを救護室で見て気づいちゃったんだ。
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集まってくれてありがとう。勝者たち。
そう呼ばれて、あたしはハッとした。

横を見ると、チャスカ。その奥にオロルン、シロネン、イアンサ。

これだけなんだ……………、カチーナちゃんも、キィニチもいなくて。その……………
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ムアラニ、浮かない顔だな。
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えっ。あっ…………………せっかくなら、英雄みんなで、カチーナちゃんも。みんなで行きたかったなぁ………なんて、考えちゃって。
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同感だ、せっかくだし、ばあちゃんも。
「行かないって言ってるデショ!?」なんて幻聴が聞こえたのは気のせいだろうか。
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そうだな……………少し寂しいな、とは思うが。
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イアンサ、あの炎神様の顔を見ろ。何か考えがあると見た。
チャスカが少しにやりと笑う。
あたしはそんなこと気づかなかったけど、チャスカはその顔にすぐ気づいたみたいで。

























目が覚めると、たまに見る天井だった。

その端からアハウが覗いていて、うるさく羽虫のように動いていた。
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アハウ。
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キィニチーーーーーーーーーーーーーーーー!!!おい、試合終わっちまったぞ!!!!!!!!ずっと寝やがって!!!!!!!!!!いらない戦いに顔を出すから……………
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…………………終わったのか。
燃え尽きるような炎が、「仕方ない」と言っているような気がした。

隣を見ると、エミリエとディシアがいて、本当に終わったと実感したのだった。


その間に座る召使。彼女には申し訳ないことをして、俺は……………………




こんこん。
救護室のドアが小さい音で叩かれる。
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………………キィニチ、いる?

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