第121話

CX〜火の闘技場VI〜
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2025/04/10 11:30 更新
瞬間に美しい背中は降り立った。

上から降ってくる彼女は蜘蛛ような糸を張り道を塞いだ。
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……………………フォンテーヌの調香師のエミリエ殿。そして隣の彼女は。
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フォンテーヌの孤児院をなさっている執行官…ですね。私はエミリエ。こちらはスメールのディシア。
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?知り合いか。どうでもいい、あたしの力で…………………
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執行官さん。貴女が来ても何も変わりません………………ディシア、時効です。
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時効……………………?
くらり、と見ている景色が変わったことを実感したのは数秒後だった。
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キィニチ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
うるさいアハウの声もぼんやりと聞こえてくる。
指先から動かない感覚は生まれて初めてであったのだ。
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ここに来た当初から蒔いていましたが………………痺れと睡眠欲を生み出す香りです。…………とあるフォンテーヌの看護師さんから、数ヶ月前に教わったので効き目はあります。
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ッ、な…………………
👊
………………腕が痺れてきたな。おい、こっちのこと考えてるのか。
🌹
一切考えてません。何故配慮する必要が……………
口喧嘩の声は薄らとなっていき、体がふわりと浮く感覚が、俺の最後の感覚となった。









































🌹
…………………で、貴女はなぜ眠らなく?
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算段がなかったみたいだね。残念なようだ。そこの小さな龍殿、彼を運んでくれ。ナタには凄腕の竜医師がいるのだろう?見てくれると思うから、行くといい。
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ば、バカニチーーーーーーーーーーーーー!!!!!!
小さな龍の小さな手で少年は首根っこを掴まれ、飛んでいく。

エミリエ殿がメガネをあげる。
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で、答えは…………?
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先ほど、なかなか眠らなかった知り合いに花をたむけに向かってね。彼の顔を見たら安心したみたいだ。
❌
何百年もの間疲れていた彼の顔は幸せそうだったよ。それを見たら自分も満身創痍で眠れないのではないかな。冗談かもしれないが。
👊
簡単に言うと脳筋……………ってことか?馬鹿らしい
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……………………ならば、行こう。お前たちを止めるのが、ナタの幸せだと脳に指示されるようだ。






























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ふぇぇぇぇ〜…!負けちゃったよ……………!
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仕方ないよカチーナちゃん!相手がチャスカだったから難しいよね……………ほらチャスカーーー?さっきまでは敵だけど、今は友達だよ!
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すまないカチーナ……………少し力を出しすぎて…………
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う、ううん、いいの!チャスカお姉さんもテイワットを守りたいんだろうな……って……………うぅ……………でもぉ…………!
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🦩
……………あっ。さっき、オロルンからクッキーをもらったのだが。分け合いっこ、するか?
チャスカは懐からちび竜ビスケットを出すが、そのビスケットはボロボロに割れていた。
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🦩
なっ…………………割れてるだと、!?
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🏄
チャスカ、それいつもらったの?
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🦩
1試合目の前だ。オロルンの次が私の試合で……………
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🏄
じゃあ、すごいよカチーナちゃん!チャスカのポケットに入ってたクッキー、こんなに粉々にしちゃったんだよ!
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えっ、えぇっ!?ほ、ほんと…………!?
カチーナちゃんの元気が出たような顔を見て、チャスカは安心したのか、「せっかくだし他の菓子も買いに行こうか。」と手を差し伸べた。

カチーナちゃんはその誘いを元気よく受けて、売店の方へ向かう。














「あれ、次の試合って…………キィニチだよね。」

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