🧸「あなた!おはよ!」
「おはよーございますオッパ」
次の日、まぁ登下校の護衛が外れるなんてことはありえない。そこまではいいんだけど…
「え、えとオッパ…手…」
オッパは当たり前かのようにあたしの手を握っている
🧸「ん?」
オッパはこっちを向いてさらに手をギュッと握ってくる。おい、やるぞこの男。かわいい
🧸「これはねぇあなたがまた誰かに攫われないように握っておくの」
「そんな攫われるなんて滅多に起きませんよ笑笑」
🐿「その滅多に起きないことに巻き込まれたのは誰だよ」
「うわっ、テヒョナ!?おはよ!?」
🐿「おはよ。怪我は大丈夫?」
「あーうん、手もテーピングしたら全然使えるし」
🐿「そっか。でも」
包帯が巻かれている手を取られる
🐿「お願いだから、無茶はしないで。」
その顔は本当にあたしを心配してくれているようで
「は、はい…」
🐿「ん、いい子」
頭をポンポンってされて驚く。え、まってテヒョナってこんな糖度高かったっけあたし追いつけてないんだけど
🧸「やっぱあなたって撫でられるの好きなの?」
「なんかちょっと語弊を生むような言い方やめてくれません??」
🐿「ほら行きますよ」
「ちょ、テヒョナ???」
テヒョナまであたしの手を握る。怪我してる方だから優しめだけど
🧸「なんかこうして3人で手を繋いで歩いてると小学生みたいだね笑笑笑」
「こんなん誰かに見られたら恥ずかしくて死にますよ…」
🐿「朝早いし少なくとも学校の人には見られないよ」
結局教室に着くまでその手が離されることはなかった。でもなんだか楽しかったのも事実だ。
どうやらユメは手を繋ぐどころかヨンジュニオッパに+で腕組みをされたようで教室に来た時には彼女の顔は火が出そうなくらい真っ赤であった。いやユメも可愛いな
🦊「あ、そうだ。2人とも今日暇?」
「あたしは暇ですよ〜」
「私もです!」
🦊「じゃあこの前これなかったし、俺たちの練習見にこない?」
「是非とも行かせてください!!!!」
待ってましたこの瞬間TOMORROW X TOGETHERの練習風景を見れるこの瞬間を
🐰「ははじゃあ決まりだね今日こそはちゃんと迎えに来るよ」
🧸「まーた2人でどっか行こうとすんなよ〜」
「楽しみだね!あなた!」
「うん。ほんとにね」
やはりこういう日は時間はあっという間に過ぎていくもので。昼はあたし達に披露してくれる曲の会議をするらしく別々になった。さて、つまり今私とユメは2人で教室で食べようとしてる訳だが…
セコムが居なくなった今が夢小説において安全はわきゃない。
「ねぇ、」
「なんですか?」
「ちょっと来なさいよ」
ほら早速きたよ。2人で席をくっつけて食べてようとするといつもはオッパ達が話しかけてくる窓から別のお客さんが声をかけてきた。3人…もう目的は明確だ。
「なんのご要件でしょうか?」
「いいから来いって」
「緊急なんですか?」
「ごちゃごちゃうっさいとっとと来いって言ってんの!!」
ばんっと机を叩かれるがそこで怯えるようなあたしではない。
「私だけじゃ、ダメですか?」
「は」
わぁ、ユメ言っちゃったねぇこれでこそ夢小説。
「まぁ、それでもいいけど?とにかく来いよ」
「ごめん、あなたいってくr」
「はい馬鹿そんな事させるわけないでしょ」
立ち上がろうとするユメを止める
「でも、」
「なんなのあんた?うざいんだけど」
「先輩こそ要件を話していただけると有難いのですが、私達も急に来いと言われても混乱してしまいます。」
ここで煽るよな口調になってはいけない。敬語で、落ち着いて。
まぁ煽るつもりはなくても相手はもう十分イラついてらっしゃるんだけど
「あんた、馬鹿にしてんの?」
先輩があたしのネクタイを引っ張り、ユメも腕を掴まれて無理やり連れていかれそうだ。落ち着けあたしもうそろそろだから。
🐿「何してるんですか」
「…っ!」
先輩が私のネクタイを離す。
🐰「この子達に何か用?」
「な、なんでもないわよ…!」
「オッパ!テヒョナもなんで…?」
「てってれー」
私とテヒョナがスマホをだす。
「え、2人で通話してたの!?」
🐿「こんな危ない時に僕たちが何もしないわけないでしょ」
「お互いミュートにしといて、こっちがなんかあったら時に私がミュートを外す。」
🐰「そんでそれを聞いた俺たちがくるってわけ」
「なんで私に教えてくれなかったの〜!!」
「だってユメに言ったら私がミュート解除しようとしたら止めるでしょ?オッパ達に迷惑かけたくないって〜」
「う、」
図星のようだ。まぁそうだよね夢主の八割だいたいこんな思考だし
「来てくれてありがと、テヒョナ」
🐿「そっちもちゃんと教えてくれてありがとね、ユメも大丈夫だった?」
「うん、大丈夫!」
🐰「じゃあ俺達戻るね〜」
🐿「またなんかあったら迷わずミュート外して」
「合点承知〜」
「わざわざ来てくれたの…やっぱり申し訳ないな…」
「うん、でもユメがどう思うとやばいと思ったら私はミュート外すから。」
「…」
「あ、ちなみに」
「?」
「じゃあ1人でいた方がいいとか、私達に嫌われようとしたりとかは無駄だから考えない方がいいよ」
「な、なんで…!?」
「あたしはなーんでもお見通しなの。」
そうなってくれた方がその後の甘い展開が待ってるから夢小説的には美味しいかもしんないけど
「親友に痛い目あってほしくないからさ」
「あなた…?」
それまでユメが辛い思いをするのは嫌だよ。
「さ、早く食べよー!あたしお腹すいたぁ」
「うん!そうだね!」
そのまま平和に昼休みは終わった。
そして放課後までもあっという間
🐿「ほら2人ともはやくはやく」
🐧「ヒョン達来ちゃいますよ〜?」
「ユメ〜あたしもう支度終わるよー」
「まってまって〜!!」
🦊「皆いる?」
🐿「ちゃんと4人揃ってますよ」
「準備できました!」
🧸「よーしそれじゃあれっつごー!」
🧸以外「おーー!!」
モールの北の方の駅から3駅ぐらい、落書きが多い建物の中にヨンジュニオッパの家が経営してるライブハウスがあった
🦊「ここだよ」
🧸「よーし今日も頑張ろー!」
🐧「ユメたちは座ってて!」
「わかった!」
「凄いなまさかステージ借りてやってくれるなんて」
「ね!楽しみ!!」
5人が出てきてペタンと座る。この振りは…
♪『-・-・ ・-・ --- ・-- -・…』
「電子音…?」
クラウンだ!!
「これモールス信号だよ」
「モールス信号!?」
♪『ぼんやり鏡写る僕は僕じゃない』
「すごい…!皆ダンスキレキレだね!!」
「そりゃそうだよなんてたってトゥバは…」
「とぅば?」
「あ、いや、えと…あ!ほらあのヨンジュニオッパかっこよくない!?」
「え!?うん…?」
あっっっっっぶね普通にトゥバ語りするとこだったよもしMOAってバレたら絶対めんどい事になることは確か。いやバレてもいいかもだけど下手したら私0X1語りとか始めそうだしそんなんやらかしたらガチ死ぬ
「ライブハウスのステージって割と狭めだけど案外なんとかなるんだな…」
テレビ局やホールに比べるとライブハウスのステージはどうしても小さくなってしまう。それでも今目の前で歌って踊るトゥバは私がずっと見てきたものと同じだった。
うわあああでも語りたい、ユメにめっちゃ語りたい最初のモールス信号解くと『CROWN』になるんだよとかトゥバは顔面偏差値とかダンスが凄いって言われてるとか言いてえ〜〜〜〜〜〜〜〜〜
私が1人でもんもんとしている間にクラウンが終わる
♪『3、2、1、Let's go』
次は943か〜うわめちゃくちゃコールしてぇ…
声を出してコールしたい気持ちを必死に抑えて心の中で全力コールをかます。
「さっきのとはまた雰囲気がちょっと違うんだね」
「そうだね…」
「なんかさっきのは爽やかだったけど、こっちはキラキラしてる!」
「なんかそれどっちも似た感じだよ笑笑笑」
♪『世界の果てをforever together』
あれまって943ってことはもしかしなくても…
ボムギュオッパの方をみるとオッパはこちらを向いていて
♪『今答えを』
バンッ!!
「ぐっ…」
「え、ちょあなた!?」
はい、頂きました。バン頂きました私はもう死ねますいや死にます
オッパから撃たれた(ファンサ)あたしは思わず胸を抑える。ユメそんなに心配しなくていいよ。今のあたしはほんとにただのオタクだから。
クラウンも943も1番だけで終わっている。さて次は何が来るのか
「急に静かな雰囲気になったね…」
あ、これエタナリだ。
MVに考察要素しかなくてめっちゃ頭抱えたやつ
♪『Don’t go breaking my heart, don’t go』
「スビニオッパの声すごい綺麗…」
「ね、」
でもエタナリの魅力はまだここからだ
♪『눈을 떠보니 그 밤 (目を開けるとあの夜)』
「え、曲が変わった!?」
「いや同じ曲だよこれ」
「すごい、ガラッと変わった!!」
ユメはすっかりトゥバのリサイタルに夢中になっていて私もトゥバの生歌を聞けてとても幸せだった
🐰「One 」
txt「Dream!!」
txt「TOMORROW X TOGETHERでした!!」
3曲を歌い終えたオッパ達にあたし達2人は全力で拍手を送った
「凄かったですオッパ!!!!」
🦊「ありがと〜!」
「こんな凄いステージ見れてあたしは幸せでした…」
🧸「え、ちょあなた泣いてない!?大丈夫!?」
そりゃ泣くよ。だってずっと見るのを夢見てたステージが見れたんだもの…しかもファンサ付き…
🐰「水買ってくるけど皆いるよね?」
🦊「あ、忘れてたおねがーい」
「あたし買ってきますよ!」
🐰「え、いいの?」
「はい!ステージ見せてくれたお礼、っていったらあれかもですけど、オッパ達は休んでてください!」
「私も行くよ!」
「いやユメはオッパ達に感想伝えてあげな〜」
1人で自販機を探しながらライブを振り返って噛み締める。
「最っ高だったなぁ…!!」
🐰「そんなによかった?」
「わぁ!?スビニオッパ!?」
🐰「やっぱ1人で買ってくるの大変だろうから着いてきちゃった」
「あ、ありがとうございます…」
🐰「俺たちのステージは満足してもらえたみたいだね」
「いやいやいやほんとに凄かったですよ!ユメもスビニオッパの声綺麗〜って言ってましたし!」
🐰「ほんと?嬉しいなぁ〜」
2人で話しながらステージに戻るとユメと4人が仲良く話していた
「あ…」
その時ユメがボムギュオッパに何かを言っていてオッパがその後凄く喜んでいる光景が写った。2人とも笑顔で、とても楽しそうで、
🐰「あなた?」
「!、すみませんボーッとしちゃって笑」
ここの主人公は、あたしじゃない。ってことはボムギュオッパの気持ちがいつユメに振り向いてもおかしくない。わかってる、わかってる、でも
そんなことを考えたら、すごく、苦しいんだ。











編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!