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今までだったら、悪夢を見てもあなたの好きな執事の名前がそばにいてくれて落ち着かせてくれたのに
時間があまりない、テキパキと行動しなければ
そう考えてる暇はなく、私は支度を整えて街へ向かったーーー。
天使がいなくなっても、結局彼らに感謝してくれる人なんてほぼいないんだね
そう思うと、私はやるせない気持ちになった
私に用があるような話をしていたから振り返っただけなのに、私の顔を見るやいなや街の人は足早に去っていった
その後、私は黙々と買いたいものを揃え、夕方頃には屋敷に戻った
相変わらず、誰もいない屋敷は酷く寂しい
次の日、何故か昨日のように悪夢を見なかったおかげで、私は早めに準備を整えて会場に着いていた
この教会は何度見ても素敵だ。
そういえば、この教会は彼らと仕上げたんだっけ
ーーまもなく、悪魔執事の葬儀を執り行います
ーーご列席の方々は席に着いてお待ちください
そして式はつつがなく進み、私が挨拶する時が来た
私の挨拶が終わって席に戻ろうとしたときだった
私がそう声をかけると、貴族は何ともバツが悪そうに私から目を背けた
こうなることが分かっていたから、私は貴族なんか来て欲しくなかった
私は心の中で何度も執事に謝り、彼らが向こうで楽しく過ごせていることを願った。
そうして、その後も式はつつがなく進みーーー
私は貴族に刺された
式が終わって最後に執事達に私個人からのお別れの挨拶をと、祭壇に向かっているところを刺されたのである
そう、私はどのみち式典が終わったら死ぬ予定だったのである。
指輪もつかえず、元の世界に帰れない。彼らがいないなら、もうこの世界で生きている意味なんてない
ザワ...ザワ...
騒ぎを聞きつけたのか、参列していた人々や街の人が戻ってきたのを見た貴族は逃げ出していった
"全部どうでもいいや"
段々と視界が暗くなってゆく
そうして、私は祭壇に体を預けて意識を闇に手放したのだったーーー
すみません今回文才が無くて大分展開が急です
本当はもっと丁寧に書きたかった.....(泣)















編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!