第5話

✖♔二日目♔✖&✖✟三日目✟✖
94
2026/02/04 14:22 更新
"主様"
"主様"
ねぇ、あなたの好きな執事の名前。
あなたの好きな執事の名前は天使が居なくなったら私としたいことはある?
"主様"
"主様"
この間私がやりたいことを言ったでしょ?あなたの好きな執事の名前も何かある?
.......     .......
"主様"
ん.....うぅ
"主様"
(苦しい.....よく覚えてないけど悪夢を見たのかもしれない)
今までだったら、悪夢を見てもあなたの好きな執事の名前がそばにいてくれて落ち着かせてくれたのに
"主様"
.....今日は、みんなとのお別れの準備をしなきゃ
"主様"
明日、だもんね
時間があまりない、テキパキと行動しなければ
"主様"
(.....明日が終わったら、私はどうしたらいいんだろう.....?)
そう考えてる暇はなく、私は支度を整えて街へ向かったーーー。
"主様"
(必要な書類も全て書き終わった.....)
"主様"
(後はみんなにお供えするものを買うだけだね)
街の人
なぁ、あれ.....
街の人
”悪夢執事の主”だ.....
街の人
最近天使狩りが終わったと通達されたが.....天使が居なくなった今奴らが存在する必要があるのか?
街の人
あぁ、気味が悪いし早くいなくなって欲しいな
"主様"
.........。
天使がいなくなっても、結局彼らに感謝してくれる人なんてほぼいないんだね
"主様"
(私は今更何を言われても何も思わないけれど、彼らのことは侮辱されたくない)
"主様"
(もし、みんなが生きてたらまだこの人達とも関わっていかなきゃいけなかったのかな)
そう思うと、私はやるせない気持ちになった
街の人
ーーーでも、珍しくないか?
街の人
”悪魔執事の主”が一人でいるなんて
街の人
確かに、もしかして今ならーーー
"主様"
.........
街の人
っ....
街の人
....やっぱやめとこうぜ、早くこの場を離れたい......
私に用があるような話をしていたから振り返っただけなのに、私の顔を見るやいなや街の人は足早に去っていった
"主様"
(何がしたかったんだろう)
その後、私は黙々と買いたいものを揃え、夕方頃には屋敷に戻った
"主様"
ただいま
相変わらず、誰もいない屋敷は酷く寂しい
"主様"
皆に会いたい、
"主様"
(もう今更だけれど、今までのあの時間がどれだけ温かくてかけがえのないものだったか、改めて分かったよ)
"主様"
(明日に備えて今日はもう休もう)
次の日、何故か昨日のように悪夢を見なかったおかげで、私は早めに準備を整えて会場に着いていた
悪魔執事の主
悪魔執事の主
....何度見ても綺麗だな
この教会は何度見ても素敵だ。
そういえば、この教会は彼らと仕上げたんだっけ
悪魔執事の主
悪魔執事の主
(あの時は、式典でーー私も挨拶したんだっけ)
悪魔執事の主
悪魔執事の主
懐かしいな
ーーまもなく、悪魔執事の葬儀を執り行います

ーーご列席の方々は席に着いてお待ちください
悪魔執事の主
悪魔執事の主
(今回も挨拶はあるけど、あの時ほど緊張しないな)
そして式はつつがなく進み、私が挨拶する時が来た
悪魔執事の主
悪魔執事の主
ご列席の皆々様、この度は忙しい中悪魔執事の葬儀にお越しいただきありがとうこざいます
悪魔執事の主
悪魔執事の主
先日報告いたした通り、彼らは天使狩りを終えました。私は彼らと共にこの世界の平和に貢献できて光栄でした
悪魔執事の主
悪魔執事の主
ただ、この平和な世界で彼らと過ごすことができなかったのは残念ですが、彼らは今までずっと天使のいない平和を望んできました。
悪魔執事の主
悪魔執事の主
ですので、この平和な世界を皆様と守っていきたいと思います。
悪魔執事の主
悪魔執事の主
ありがとうこざいました
私の挨拶が終わって席に戻ろうとしたときだった
貴族
.....チッ
悪魔執事の主
悪魔執事の主
、どうかしましたか?
私がそう声をかけると、貴族は何ともバツが悪そうに私から目を背けた
悪魔執事の主
悪魔執事の主
(はぁ....)
こうなることが分かっていたから、私は貴族なんか来て欲しくなかった
悪魔執事の主
悪魔執事の主
(ごめんね、みんな)
私は心の中で何度も執事に謝り、彼らが向こうで楽しく過ごせていることを願った。






そうして、その後も式はつつがなく進みーーー
悪魔執事の主
悪魔執事の主
ゲホ....かハッ.....ッ
私は貴族に刺された
貴族
ハハハッ!これで完全に悪魔の脅威は無くなった!!
式が終わって最後に執事達に私個人からのお別れの挨拶をと、祭壇に向かっているところを刺されたのである
悪魔執事の主
悪魔執事の主
ふっふふ....
悪魔執事の主
悪魔執事の主
あっはは!
貴族
は...?
悪魔執事の主
悪魔執事の主
あぁ、良かった。本当はみんなの前で死ぬのはやめようと思ってたんだけど....ゲホっ
悪魔執事の主
悪魔執事の主
あなたのお陰で....ゴホッ..手間が省けました
貴族
何、言って....
悪魔執事の主
悪魔執事の主
わざわざ私を殺してくれて感謝しているんですよ....ヒュー....私だったら、どんなに相手が嫌いでも殺して罪を償うのはごめん...だからね
そう、私はどのみち式典が終わったら死ぬ予定だったのである。

指輪もつかえず、元の世界に帰れない。彼らがいないなら、もうこの世界で生きている意味なんてない
モブ
おい、悪魔執事の主が刺されたぞ!
ザワ...ザワ...


貴族
う、うわぁあああああ!
騒ぎを聞きつけたのか、参列していた人々や街の人が戻ってきたのを見た貴族は逃げ出していった
悪魔執事の主
悪魔執事の主
....いつもいつも貴族はああだった
悪魔執事の主
悪魔執事の主
彼らの事をなんだと思っている
悪魔執事の主
悪魔執事の主
彼らだって人間だったのに.....!
悪魔執事の主
悪魔執事の主
ゲホっ....ゴホッ....ハァ
悪魔執事の主
悪魔執事の主
(まぁ、でも.....)
"全部どうでもいいや"
悪魔執事の主
悪魔執事の主
本当は君達を後世に語り継がれる英雄にしてあげたかったけど.....
悪魔執事の主
悪魔執事の主
ヒュー...やっぱり私には無理だったよ
段々と視界が暗くなってゆく
悪魔執事の主
悪魔執事の主
最後まで....駄目な主でごめんね
そうして、私は祭壇に体を預けて意識を闇に手放したのだったーーー
すみません今回文才が無くて大分展開が急です

本当はもっと丁寧に書きたかった.....(泣)

プリ小説オーディオドラマ