第3話

✖♔ 0日目 ♔✖
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2025/04/20 10:00 更新
私の”新生活"は唐突に訪れた
✖✖日前




私達は天使との最終決戦に臨んでいた



し、しになさい......いのち、の.....



バサッ......
"主様"
"主様"
!!
"主様"
"主様"
倒....した?
執事
やった.....!
執事
間違いない、天使に勝ったんだ......!
"主様"
"主様"
.....ッ!
みんな!!
ギュッ
"主様"
"主様"
やったね....、!....みんな、お疲れ様!
苦戦を強いられたが、執事たちのおかげで何とか勝つことができた
執事
っ!はい、主様も力を貸してくれて本当にありがとうございました
"主様"
"主様"
私はたいしたことはしてないよ〜
もぉ、みんな大袈裟なんだから
"主様"
"主様"
さ、みんな怪我もあるし、疲れてるだろうから帰ろ!
それも幸いなことにみんな大きな怪我も命を落とすこともなくの最高の状態だった
"主様"
"主様"
ふふっ、明日からが楽しみだなぁ〜
私ね、みんなとやってみたいことがたくさんあるの!
今まで色々あったけど、これからの生活はきっともっと楽しくなっていく......












そう思ってた









その日、帰って傷の手当てなど少し休憩してからみんなでパーティの準備をした







その時は、本当に楽しかった
"主様"
"主様"
改めて、みんなお疲れ様。
最後まで私を守ってくれてありがとう。
"主様"
"主様"
天使狩りは終わったけど、私はみんなが好きだしきっと、この先もここに帰ってくるから.....これからもよろしくね!
みんなの好きな物を食べて、今までの思い出を振り返ったり、これからの生活について想像を膨らませたり......みんな、笑顔と希望に満ちていた





だから、あんなことになるなんて思ってなかった






翌日.....






シュゥゥゥウ......
"主様"
"主様"
.....!
"主様"
"主様"
うそ......嘘、どうして!?
執事達の身体が半透明になっていた





......それはもう、今にでも消えてしまいそうな程に


















それからは、よく覚えていない













というか、思い出したくもない




.....結局、私達はどうすることもできず、一人、また一人と執事は消えていった
"主様"
"主様"
いや.....嫌!!何で!?
なんで、みんな.......



"私を置いて行っちゃうの"



そこまでは言えなかった。
執事
主様。.....いや、あなた様。
"主様"
"主様"
.......どうしたの?
私は執事を心配させないようにできるだけ笑顔を作って努めて普段通り明るく話しかけるようにした
執事
....まずは、ありがとうございました。
天使を倒せたのも、沢山の人を救えたのも、自分が楽しく過ごせたのも全てあなた様のおかげです
"主様"
"主様"
.......ッ
執事
そして、突然この様な事態になって、これから先あなた様の傍にいられなくなってしまい申し訳ありません。
"主様"
"主様"
うん......うん......
執事
.....そして、最後に。
私はもう傍にいられませんが、どうか.....どうか、あなた様は幸せになってください
"主様"
"主様"
ッ!....無理.....だよ
執事
大丈夫です。あなた様ならきっとまた心から笑って大切な人と過ごす幸せな日々を送れます。
"主様"
"主様"
......
執事
.....どうか、あなた様がいつまでも元気で幸せでありますように




執事達は、最初は戸惑っていたが、消える直前になると私の所へやってきて少し話をした。





みんな決まって、私への感謝と謝罪、そして私の幸せを願って消えていった。









私はそれを一生懸命聞いて、最後はみんな手を握ってきたり、抱きしめたてきたり、頭を撫でてきて、ゆっくり、ゆっくりその感覚が消えていって、ふと前を見るといなくなっていた。








.....今でもその感覚を覚えている。








そして、これから先も忘れることはないだろう







忘れられない。忘れられるわけない。






だって、それは執事がこの世界にいて最後まで一生懸命生きた証だから。









いつか、時間がたって誰もが忘れてしまっても、私だけは覚えていなきゃいけない大切なことだから









.......それから、みんな消えていって、私だけになった時。
"主様"
"主様"
.....あ
ふと、机の上の紙を見て思い出した
"主様"
"主様"
そうだ、手紙.....出さなきゃ
"主様"
"主様"
ごめんね、これ届けてくれる?
そうして、私は伝書鳩さんに手紙を渡した
"主様"
"主様"
......これで、ひとまず私のやることは終わりかな
手紙の内容は執事が消えたことを記したもので、ベリアンからもしみんな消えてしまったらフィンレイ様へ送るように言われていた




今日はもう遅いから、明日の朝には状況確認に来るだろう
"主様"
"主様"
......はぁ
私は誰も居なくなった屋敷の自室の床に力尽きたように崩れ落ちた。
"主様"
"主様"
"どうして、こうなっちゃったのかな?"
未だに信じられなかった。もう執事がいないなんて




もう明日からは、誰かに起こされることも、ご飯を作って貰うことも、外から賑やかな声が聞こえることも、私に優しく話しかけてくれたり、労ったり、励ましてくれたり、.....時にはからかわれたりすることも無いなんて、とても信じられなかったし、酷く寂しく、悲しくなった
"主様"
"主様"
あぁ.....もう.....
"主様"
"主様"
”消えてしまいたい”
そう思うほど、私は追い詰められてしまった


だけど、ちゃんと後始末はしなくちゃ。


最後までみんなに寄り添いたかったから。




”お別れ”まではちゃんとしようと思って、ベットに潜ったーーー
リィレン
こんにちは、作者です
リィレン
一週間でかなりお気に入りやいいねが増えて嬉しいです。皆さんありがとうございますm(_ _)m
リィレン
新作ランキングにも乗れました
リィレン
スポットライトも当てていただけて、本当に感謝してもしきれません
リィレン
そこで、前からやってみたかった交換宣伝をやってみようかなと思います
リィレン
私の作品はこれでももう一つのあくねこ小説でもどちらでも構いませんし、2つどちらでも宣伝しようと思います
リィレン
後々、もう一つの方も更新したら交換宣伝受付のことを載せそうと思っています
リィレン
ぜひやってみたい方は気軽にコメントくださいね!

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