卒業式1週間前。
1枚の紙によって、私の
所属先が決めさせられた。
大都会、東京。
夜も眠らない、光だらけの
土地に私は一定期間過ごす。
偶然にも、あの真澄といっしょ。
…先が思いやられる。
第一希望、戦闘部隊にしといて
よかった…勧誘を蹴った価値ある。
これで同じ偵察部隊だったら
たぶん退職してた。できないけど。
通話終了をタップして、
とりあえずベットに転がった。
2段ベット。
あまりにも近すぎる天井を
見たら、心臓の音が聞こえた。
しばらく何も考えないで
私の心音だけ聞いていた。
東京…今までとは違う瞬間、
人間、事実が多くなる。
まぁ私は薄情ですから、
面倒なことからは逃げるか
避けて過ごそっと。
そうだ、問題行動を起こせば
地方に行け…ないな、鬼機関は
常に人手不足だから謹慎処分だ。
それはなりたくない。
面倒のレベルがマックスだ。
はぁ、とため息をしようと
息をしたそのとき。
わずかに金属音がしたのを
私は見逃さなかった。
噂をすれば影か。
そういえば担任が言ってたな。
偵察部隊に希望した他クラスの
生徒がどっかのタイミングで
ピッキングしに来るからなって。
狂ってるな、という突っ込みは
疲れるからさておき。
…思ったより下手くそだな 笑 .
ガチャ、と小さな音が鳴って
真澄の長く短い影が見えた。
入っていい、とは一言も
言ってないのに、部屋に入って
きた。法律違反だぞ。
…まぁいいか。
それより、影が2個見えてる
ことのほうが気になる。
はぁ、とため息。
黒に白ラインの制服に
袖を通すのは卒業式だけ
だと思っていたのに。
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3月13日 . 100回目のありきたりな日 .
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編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。