第17話

# 初夏
52
2026/03/27 09:35 更新




  数年後 ______.




紫野薫渼
貴女かな?雪ちゃんって子!
雪森あなたの下の名前
雪ちゃんって…雪森あなたの下の名前です。
紫野薫渼さんですね。案内します。
紫野薫渼
お硬い、、、先輩って言ってよ!
一応年上なんだし!
雪森あなたの下の名前
さん付けのほうが短いので…
先輩呼びは他の人にしてもらって
ください。
紫野薫渼
これはなかなかの塩だ笑
お砂糖はないの〜?
雪森あなたの下の名前
矯正しました。
思わせぶりになると言われたので。
紫野薫渼
矯正したの!?
って、それ言ったの誰?!
雪森あなたの下の名前
….コミュ力お化けの医者と
鬼硬表情筋 ×2です。
紫野薫渼
…アイツらか!!
*(分かってない)







       今日、女性が移動してきた。




       恐らくこれから副隊長くらい
       の実力者になる人物…たぶん。


       でも、移動の理由がかなり
       濁されていたから怪しい。
       噂では死神とか呼ばれてるし…


 








       まぁ…いいか。

       いざとなれば、京都に逃げよう。
       




雪森あなたの下の名前
隊長室です。
話が終わったら声かけて、
あ!雪森さん、もう終わってる!
雪森あなたの下の名前
…はい??
さっき話したもんね!
紫野薫渼
た、隊長さんだったんですか…!
先ほどはどうもお世話に…笑
で、察しはついてると思うけど、
当面は2人で一緒に任務行って
もらうから!






雪森さん、顔顔。
視線が氷柱並みに鋭い((
雪森あなたの下の名前
視力が良いようでなによりです。
…お菓子買ってあげるから。
雪森あなたの下の名前
今は苦味が欲しいですね。
コーヒーね!すぐ買う!!
雪森あなたの下の名前
……はぁ。


紫野薫渼
雪ちゃんってお強いね…
雪森あなたの下の名前
遠回しにディスるのやめてください。
今、結構おこです。
紫野薫渼
なんでだろ…
怖いのに可愛い…!
雪森あなたの下の名前
……(一周回って怒る気失せた…)






       …たぶん上からの命令。


       このふにゃふにゃ隊長なら
       まだ少しは私と組ませることに
       少しは悩んでくれたはず。




       でも、移動通知書に書いてあった
       責任者は見たことない名前…













       まーじで、誰っすか。




       どこの誰ですか、ってか人事異動
       とかあんま聞かないですけど、
       本部の方なんですか??


       まぁ…移動してきたのは
       私も同じ、珍しくはないか。


 








       …紫野、ね。




雪森あなたの下の名前
じゃ、よろしくお願いします。
紫野薫渼
雪ちゃんって…もしかして、
紫野薫渼
めっっちゃ素直!?
雪森あなたの下の名前
なわけあるか
紫野薫渼
おぉ、初タメ口!嬉しい笑
雪森あなたの下の名前
取り乱しました。すみません。
紫野薫渼
お塩が過ぎるて、、、
 






       この人の印象が変わったのは
       午後、緊急で入った任務のとき。





 



       私の能力名は枝垂れ雪。

       木から落ちる、重い雪のこと。



       同じ鬼にも、桃にも、
       人間でも悪影響になる確率は
       90%以上だった。

       だから…遠慮して戦ってた。











       それに気づいたのか、
       急に目の色が獣みたいに
       鋭くなってた。野生そのもの。




  
紫野薫渼
幻覚の条件は相手の体に触れる
ことだったよね。
雪森あなたの下の名前
だいたいあってます。
紫野薫渼
じゃあそのまま、力出し続けて。
あ、目は閉じてもらえると。
雪森あなたの下の名前
なんでそんな自殺行為をしなきゃ…、⁈ 







       目を閉じた瞬間、
       紫野さんが手を握った。


       もちろん、すぐ振り払った。








       怒りたかった。

       馬鹿じゃないのって。



       


       
      



       …でも、なぜか紫野さんは
       普通に立っていて、余裕も
       あるように見えた。








       意味わかんなかった。


       頭の中はハテナマークでいっぱい。




雪森あなたの下の名前
な、なんで…?
紫野薫渼
私は能力がちょっと変でさ。
使い勝手悪いんだけど…
紫野薫渼
私に幻覚は100%見せられない。
紫野薫渼
こんなピンピンしてるんだ。
安心して戦ってよ笑







       残りの10%のマイノリティに
       久しぶりに出会えた。



       私の能力に耐えられて、
       自分の能力も問題なく使える鬼。











       厳密には、私の能力は幻覚を
       見せることじゃなくて治療。 

       ただし、強力だけど副作用も超強い。










       …現在進行形で紫野さんの
       腕にできた切り傷から流れた
       血が固まり始めている。
       


       私の能力が弾かれてはいない。

       ただ、紫野さんの体が適応した。











       ここまで完璧な相性は初めて。



雪森あなたの下の名前
…時間を取ってしまいました。
お詫びに、すぐ終わらせます。
紫野薫渼
…了解 ♪ 





       …あぁ、いけるな、この人なら。







       楽に、早く…終わらせられる。

       この至近距離にいようが、
       恐らくほぼ無傷で決められる。




雪森あなたの下の名前
枝垂れ雪_____ 白闇ホワイトアウト .








       …超広範囲の技。


       能力の中でも最大クラスの
       幻覚作用が広範囲で強く出る。









 

       学生以来初めて使ったけど、
       威力は落ちてなかった。
       むしろ、上がっている。


 




       でも予想通り…紫野さんは
       ピンピンしていた。


       これ、無陀野にもほんの少し
       効いたんだけどな…
     








       まぁ、それがあったから使用を
       自粛してたんですけれども。



紫野薫渼
さすがだね、雪夜叉ちゃん。
雪森あなたの下の名前
やめてください。
今のは賭けでしたし。
紫野薫渼
えぇ…先輩が褒めたときは
素直に嬉しがってよ、、、
雪森あなたの下の名前
…すみません。
雪森あなたの下の名前
でも嬉しかったです。


雪森あなたの下の名前
これからよろしくお願いします、
紫野先輩。
紫野薫渼
……ッ、尊い、後輩かわいい!!
雪森あなたの下の名前
…… . 






       本当に面白い人だった。


       姉ちゃんにも会わせてあげたい。
 





       


       久しぶりに京夜にも会いたい。


       メールと通話はもう飽きた。






       …私って、もしかして
       面倒くさいタイプの寂しがり屋?





      
                   



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      6月2日 . はじめて先輩ができた日


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