第3話

1話オリジン
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2021/03/31 20:41 更新
『...え?』
僕は、先生が何を言っているか分からなかった
先生「だからなぁ」
先生「お前が雄英に受かる訳ないって」
『ま、まだ決まった訳じゃ』
先生「まぁ確かにお前は頭はいいし身体能力も優れてる」
先生「でもなぁ...個性がアレなんだよ」
先生「学力だけじゃ合格なんて無理無理」
先生「進路、明日までに決めとけよ」
『...はい』
ヒーローになりたい
僕の中にはそれしか無かった
『進路...どうしよ』
そんな事を考えながら帰路を辿る
母さんにはなんて言おうか
小さい頃からヒーローになりたくて仕方なかった僕は母の反対を押し切って色々な習い事を始めた
柔道、空手、剣道、弓道、合気道
更にはパルクールや新体操も習った
そこまでやって貰ったのに
ヒーローにならないなんて言ったらどう思うだろうか
なんて...
「キャー!ヴィランがー!」
『!』
ヴィラン「動くなぁ!!!!」
ヴィラン「こいつがどうなってもいいのか!!!?」
人質の子供「助けて!ヒーロー!」
ヴィランが刃を子供に向ける
恐らく個性だろう
近くのヒーローは...
『ぇ?』
何故...誰も助けない?
何故...動かない?
ヒーロー「くそっ!個性が合わねぇ!」
個性が合わなかったら...ヒーローは助けないの?
『【刀剣乱舞・加州清光】』
何処からか打刀が出てくる
加州清光だ
そして髪が黒く、右目が赤く染った
ヴィラン「なんだお前!来るなぁ!」
『フェイントに見せかけて攻撃!』
ヴィランの刃が加州清光によって弾かれる
ヒーロー「今だ!捕獲しろ!」
ヴィランは無事捕獲された
子供「お姉ちゃん!!」
『ビクッ』
子供「助けてくれてありがとう!!お姉ちゃんは俺のヒーローだね!!」
『!!』
目を見開いてしまった
僕は思ったより単純なようだ
この子のお陰でまたヒーローになりたいと強く思ってしまった
『えっと、その、君のヒーローになれたなら良かった』
『そ、それじゃ』
僕は足早に立ち去る
気付いたら家に着いていた
その後は、よく覚えていなかった
だけど...絶対にヒーローになろうと思った
翌日に、また先生の元へ向かった
先生「お、進路考えて来たか?」
『は、はい』
先生「どれどれ...!お前...」
『先生...やっぱり僕雄英ヒーロー科行きます』
先生「...分かった」
『!』
先生「俺はもう止めないからな」
『...はい!』
ここが僕のオリジンだ

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