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第1話

 序章 . 映らない答え
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2026/02/01 04:00 更新
  ______ 考えたって、答えはどこにもない


  青空の下でただ立ち尽くすだけで、
  “これからどうなるんだろう” なんて
  答えは誰も教えてくれない


  
  ガラス窓に映った空が、
  ほんの一瞬だけ、違う色に見えた気がした
  きっと気のせいだ、と目を逸らす
  零れた声は、風に溶けた

  今、考えていることも
  ボクがここにいる理由も
  全部、無駄なんじゃないかって思えてしまう
M . Akiyama
M . Akiyama
あぁ …..  もう .....

  考えなければ 楽なのに
.
そんな顔してるとさ
  不意に、後ろから声がした
.
そんな顔をしていると、瑞希まで
空っぽになってしまうよ ?





















M . Akiyama
M . Akiyama
..... 類
M . Akiyama
M . Akiyama
空っぽだよ……もう、全部失ったんだから


  冗談みたいに言ったつもりだった
  けれど、類は笑わなかった 


R . Kamishiro
R . Kamishiro
夢ってやつかい?
  その一言に、言葉を失った

  夢と呼べるものは、
  いつの間にか、
  あの場所に置いてきてしまった気がする
M . Akiyama
M . Akiyama
類に何がわかるのさ

 
  思ったより、刺のある声が出た
R . Kamishiro
R . Kamishiro
え.....?
  戸惑ったように目を瞬く類を見て、
  胸の奥が、ちくりと痛んだ

  その声が、
  どこかから返ってきた気がして、思わず振り返る
  でも、そこには何もなかった


  類は 孤独を 分かち合った “元仲間"
  でも 今は自ら進んでボクよりも 前にいる


  そんな人に 慰めてもらいたくない



M . Akiyama
M . Akiyama
分かろうとする資格もない癖に


  「 やってしまった 」 確かにそう思った
   でも、その先の言葉は出てこなかった
M . Akiyama
M . Akiyama
ぁ ....


  沈黙が落ちる
  夕暮れの空はやけに綺麗で
  それが余計に胸を締めつけた
R . Kamishiro
R . Kamishiro
は …. ?
M . Akiyama
M . Akiyama
ご …. ごめ


  言葉にした瞬間
  全部 壊れてしまいそうで
  だから 強がるしかなかった

R . Kamishiro
R . Kamishiro
何も知らないのはどっちだろうね


  そう言った類の目は、
  分かってしまったばかりの人間の色をしていた

  ふと、類の背後のガラスに映る“ボク”と
  目が合った気がした
  瞬きをした瞬間、もうそこにはいなかったけれど

R . Kamishiro
R . Kamishiro
瑞希だけではないかもしれないのに


  結局ボクらは仲間


  自分を守るために、何かを犠牲にしようとする
  その代償に、自分を失っても

M . Akiyama
M . Akiyama
...... 馬鹿らしい w

   大好きだったはずの夜ニーゴを失って
  ボクたちを紡いでいたと思っていた音楽に裏切られて

  同じ音なのに、もう何も響かなくなった
R . Kamishiro
R . Kamishiro
..... 醜いね、僕達


  やっぱり、考えたって、答えはどこにもない
  青空の下でただ立ち尽くすだけで
  “これからどうなるんだろう”と考えても
  時間だけが先に進んでいく
M . Akiyama
M . Akiyama
あぁ.... もう
M . Akiyama
M . Akiyama
何も残ってないじゃん



  

  遅れてごめんよよよ ....
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  愛読の方 よろしくお願いします !!

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