これは僕がとある物語の主役を頼まれた前の話。
※リクエストで、それぞれの過去編でございます
大分時間をかけて書きますので見て頂ければ幸いです
すいません、リクエスト優先でさせて下さい
(全員の過去編は長いから)
『約束』
小学生の時とある少年と一緒にいた
僕の大切で大好きな一つ上の幼馴染。
ずっと傍に居てくれた人
だけどある日、僕は引っ越さないと行けなくなった
「またね」
「ま、待って!」
「?」
「これ、これあげる!」
そういって渡されたのはミサンガだった。
「ありがと..あ、えっとぼく..これ」
「ピアス?」
「えっと..雄兄がだいじな人にって」
「あははwかわいいね」
「つけてくれる?」
「おっきくなったらつける!大事にする!」
「ずっとすきでいてくれる?」
「もちろん!」
「!やくそくだよ?」
「うん、約束」
そういって僕は地元を離れた
彼に赤色のリングピアスを渡して
確か従兄妹のお兄ちゃんに
勧められたんだっけ、大事な人に渡す時用って
図書館でそんな昔の事を思い浮かべていた
元気にしてるだろうか..好きな人は出来ちゃったのか..とか
その時図書室の外から
生徒の騒ぎ声が響き渡った
誰か喧嘩でもしたのかな
ガラッ
タッタッタッ
もし知ってたら
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!