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第1話

1話
210
2024/04/09 08:13
あれは、私が小学3年だった時のこと
私は家族旅行で沖縄に来ていた
その日は晴れで、両親からの許可を得て1人で外に遊びに行った
沖縄の海が見たくて海へ向かって歩いた
あなた
もうそろそろかな
そんな独り言を言いながら

するとダム、ダム、とバスケットボールの音が聞こえた
あなた
バスケ?
目の前にはバスケットコートがあった
あなた
ここにバスケットコートあるんだ
ほんの少しの好奇心で見てみることにした
あなた
......
コートの中には2人
一人は私と同じぐらいの歳の男の子、もう一人は背の高い男の子
二人でバスケをしていた
それをじっとコートの外から見ていた
宮城ソータ
ねぇ!
宮城ソータ
どうしたのー?
私の方を見て大きな声で言った
あなた
えっと、
戸惑っていると、その人は私の元まで走ってきた
宮城ソータ
もしかして、バスケやろうとしてた?
あなた
ううん
あなた
海に行こうとして、そしたらバスケの音が聞こえてきたから
沖縄ならではの話し方で少し違和感を感じた
宮城ソータ
君、どこから来たん?
あなた
私、家族で旅行に来てて、
あなた
神奈川から
宮城ソータ
へぇー!
宮城ソータ
長旅お疲れ様ー
コートに目をやるともう一人の男の子も駆け寄ってきた
宮城リョータ
なぁー、ソーちゃん1on1やろうー
宮城ソータ
おー、リョータもう少し待ってな
宮城リョータ
だれ?その子
宮城ソータ
ん?バスケ見ててくれてた子

宮城ソータ
ね、バスケ興味ある?
あなた
少し....
宮城ソータ
やってみるかー!
あなた
え!?
そして半ば強引にコートへと連れて行かれた

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