『カン·テヒョン side』
僕とボムギュは、幼稚園からの幼馴染でずっと仲が良い。
自慢ではないけど、僕たちは小中高と...
いわゆる、モテている部類に入っていた。
だけど、歳を重ねるに連れて、周りの女子達の
追いかけ方も異常な程までになってきた。
そこから僕たちは、なんの罪もない女子達でさえなるべく
避けるようになっていた
自ら話しかけるなんてもっての外
のはずだったのに...
長年一緒にいたけど、ボムギュが女子に対するこの
距離の詰め方は、今まで見た事がなかった
でも、この人に
こう言われた時、僕の心にふわっと風が吹いたようだった
褒められるだけでこんなに嬉しかったっけ?...って
その人の言葉だけは、何か特別に感じて...
ばかばかしい事だって分かってる、
最終的には他の女子と同じなんだって分かってる、
分かってる、分かってるはずなのに...今では、
ボムギュの言ってることが少しだけ、分かる気がした
『ボムギュ side』
僕は女の子と話すのが苦手...なんなら嫌い。
なのに、自己紹介で話しかけてくれたあなたの下の名前ちゃんは、特別
他の子とは違うものを感じた。また騙されるんだ
とは、思ってはいながらも、あなたの下の名前ちゃんと"話したい"
という気持ちがどうしても勝った。
テヒョナ、미안。僕に気を使ってくれて、隣にいた思い出も
今では心の端にあった。
別に、好きとかそういう訳ではない...
この気持ちはなんなの?














編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。