…はい、お察しの良い方はこの会話でもう気づいているのではないでしょうか。
うわこの人棒読みしてきやがった。
…というわけでですね、またコスプレしろと言われてるんですよ。
……いや、意味わかんねーよ!!
この前着たばかりでしょ!?ねぇ!?
こ、こいつっっ……!
なんだその目は…捨てられた子犬みたいな目で見ないでよ……。
私がそれに弱いこと知ってるでしょ…。
って…ん?
…まぁね、着ましたよ。
そりゃあ着るって言っちゃったからね、うん。
……このまま部屋こもりたい。
って、前もこんな事言ってた気がするんだけど。
気のせいかな。
そんな事を思っていたとき、ケータイに一つの着信が来た。
センラ君からか。
…なんか嫌な予感するんだけど。
"リビング来て(^^)"
予感的中…!!
嘘でしょ!?私にこの恥ずかしい格好のまま行けと!?
"嫌だわ!!"
それだけうつ。
するとまた返信が返ってきた。
"なに〜そんなにセンラだけに見せたいんですか〜?"
………うーーーーーわ!!!!!!!
やな奴!!!なんなのこの人!?!?
"んなわけねーだろ!行くわバカ!!"
そう返信した後気づいた。
…こいつ、こうなること知っててメールしてきた…?
まんまとハメられた……。
くっそ、許さん。
……はぁ、逝くか←
リビング行ったわけですよ。
するとですね、皆さん揃ってソファーに腰掛けてたんですよ…!!
どうせならピコエポの真似して座っててよ、盛大に笑ってやるから←
だろうな。
あ、そっち?
………(^^)💢
この後、二人には2時間お説教させていただきました(^^)
うらさかは、まぁ良いんじゃない?みたいなこと言ってきただけなのでなにもしなかったよ(^^)
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。