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第3話

Chapter3
30
2024/06/28 14:42
あなた
お風呂上がりました。
ロボロ
お、じゃあもう飯用意したから食べぇや。
ロボロさんはテーブルにオムライスやカトラリーを並べ始めた。
あなた
………私、お腹空いてないんですけど。
ロボロ
そんなこと言わんで!ほら、食べようや。
あなた
はぁ……………
一口オムライスにスプーンを入れ、


口に運ぶ。


もう何日もごはんを食べていなかったからか、


鼻にくるケチャップの香りが食欲をそそる。
あなた
………いただきます。
スプーンを手に取り口へ運ぶと、


まずトマトケチャップの酸味が口に中を走る。


でも、その酸味の中にはどこか甘さがあった。


そんなチキンライスをとろとろの卵が優しく包み込み、


美しいハーモニーを奏でる。
あなた
美味しい………
ロボロ
ほんまか?なら良かったわ。
ロボロ
ちなみに、これささみとプロテイン入ってんねんで。
あなた
え、そうなんですか……?
ロボロ
気づかんやろ?
ロボロ
それぐらいオムライスは筋トレに適してんねん。
あなた
ふーん、変なの。
私はクスッと笑った。


ロボロさんもその私を見てもっと笑顔になる。

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