何で…?何で…?
何でなの?
何で1ミリも悪くないお母さんが家を出なくちゃ行けないの?
出てくならお父さんじゃんツ…!!!
何で、るなはお母さんと暮らせないのツ…?
るなは必死に泣きながらお母さんに訴えかけた。
幼いながらしっかりしていたせいで、
痛いほどこの現状が理解できていたから。
でも、訴える度に帰ってくるのは謝罪だけ。
るなは謝って欲しい訳じゃない無いのにツ…。
るなの姿を見て、お父さんは気を使って何処かへ言った。
そしたら、お母さんはさっきまでは謝ってばっかだったけど…
るなの目線に合わせて屈んでるなの目を見て、
理由を話してくれた。
お母さんはこの一件で疲れてしまったらしい。
確かに…げっそりしていて、見るからに体調が悪そうだった。
だから、祖父母の家に帰省するらしい。
幼かったるなはそれが凄く嫌だった。
お母さんと離れるのが凄く嫌だった。
だから、お母さんの意見は全く聞いてなかった。
でも、今覚えばるなも連れていけば良かったのに。
子育てが出来ないぐらい精神が病んでいたのだろうか…?
それでも…きっと優しい祖父母の事なら、
幼いるなの面倒は喜んで受けてくれてただろう。
それなのに…ツ。
お母さんはこの道を選んだんだよね。
“絶対”迎えに来る。
お母さんはそういった。
その一事がどれほど嬉しいものだったものか、
お母さんはきっと知らなかっただろう。
でも、幼いるなは凄く嬉しいものだった。
幼かったるなは嬉しい事に浮かれ、
お母さんが渋々返事をしていた事に何て、
一斎気付いて無かった。
あれから、4年の月日がたった。
気付けばで中学一年生の歳になった。
るなはあれからお母さんに言われた通り幾らでもお利口に
して、お母さんの迎えを待っていた。
だから大嫌いのお父さんの言うこともしっかり聞いていた。
それなのに…。
それなのに。
お母さんは一斎迎えに来なかった。
連絡も一通ぐらいくれてもいいのに…。
そんなことを思っていた日々だった。
でも、中学生になって気づいた。
るなはお母さんに“捨てられた”んだって。
だから、お母さんはるなが、すぐ迎えに来てねって言ったのに…上手く返事が出来なかったんだって。
こんなことになるなら…。
期待しなきゃ良かったな。
それにお母さんだって“絶対”なんて言ってほしくなかった。
中学生になるこの日からそんなことを思うようになった。
うりさんとも…あの件から少し距離を置くようになった。
当然、お母さんとお父さんが離婚したから、
うりさんの耳にも入った。
るなとうりさんが腹違いの兄妹だって。
だから、先生達も気にしたのだろう。
4年になってからは、一度もクラスは同じになら無かった。
だから、自然と話す回数が減っていった。
本当は話したかった。
こんな愚痴言えるのうりさんぐらいだったから。
そして今日が中学生の入学式。
お父さんも仕事でるなの入学式姿なんて
誰も見てはくれない。
どーせ。
上部だけしか仲がいい友達しかできないのだから。
学校に行く意味もあるのだろうか。
誰も居ないのに、そう言ってるなは家をでた。
見慣れない学校の校門を潜り抜け、
全体を見渡しながら自分の教室に入った。
そして、自分の椅子であろう椅子に腰をかけた。
周りその人達は仲の良かった人が居たのだろう。
騒いでいた。
そんな人たちを横目で見ていたが、
馬鹿馬鹿しいとしか思えなかった。
そんなときだった。
前の席の人が話しかけてきた。
後ろ姿しか見てなかったから、
さっきまでは顔は分からなかったけど、
かなり可愛い人だった。
咄嗟に作った笑顔はちゃんと笑えてただろうか…。
この頃るなはずっと作り笑いで過ごしていた。
この“完璧”な様に見える笑顔を見た瞬間思った。
この人は…るなと同じなんだって。
この人の笑顔は“完璧”に見える。
凄く輝いていて、誰もを魅了する事が出来るだろう。
でも、瞳の奥は本当には笑っていない。
悲しい。虚しい。寂しい。怒り。
そんな嬉しいとは欠けは成れている感情が隠れている。
きっと、計算し尽くされている笑顔なんだろう。
笑顔と言うものは便利。
取りあえず笑っておけば、
人間なんて、光に集まる蛾のように集ってくるのだから。
怒っていても、悲しいと感じでも笑っておけばなんとかなる。
この人はこの事を知っているんだなって思った。
だから、るなと同じだって思った。
でも、この人はきっと、るなよりも闇が深いんだなって感じた。
だって…るなでもあんなに魅了される笑顔は作れないから。
それと同時に、この人の事を知りたいって思った。
この笑顔は不気味にも見えた。
るなもあの人もお見通しだった。
一緒の事を考えている。
こんな安直な言葉にるなは衝撃を受けた。
この関係はうりさんぐらいだったから。
だからるなは凄く興味が湧いた。
可愛らしい容姿に似合ってる名前だと思う。
この日から__さんとは仲良くなった。
心から信頼し合えるような関係に。
最近は、るなと__さん、__さんの幼馴染みで仲がいい。
だから、るなは自分の思い出したくもない過去を教えたし。
__さんは自分の幼馴染みにも言っていない過去を、
教えてくれた。
確かに。
るなとうりさんは“共通点”があった。
でも、__さんとその幼馴染みには“共通点”がない。
だから、幼馴染みなのに過去を言わないのにも納得がいった。
にしても…幼馴染みなのに、気付かない何てビックリしたけど。
そこからまた、二年の月日が流れた。
そしてるな達は中学三年生になった。
三年生になる頃には作り笑いをしなくなった。
きっと、これは__さんのお陰だろう。
そして、周りの人たちとも普通に接することが出来た。
__さんも
この歳も__さんと同じクラスになった。
でも、__さんの幼馴染みとは隣のクラスで離れてしまった。
だから、__さんは悲しんでいた。
でも、るなはそんなことより…
“うりさん”と、同じクラスになったのがビックリした。
でも…しばらく話して無かったせいか、
同じクラスになっても話さなかった。
横を通る度。
ただ、ただ気まずい雰囲気が流れていただけだった。
もう一度。
一回だけでもいいから、話して見たかった。
と、考える日々になっていた。
教室に入る前に溜め息をついて、
気持ちを切り替えて教室に入りながら挨拶した時だった。
るなの声に反応して、振り返りながら
何時もの様に明るく挨拶してくれた__さんと…
うりさんがいた。
鞄はるなの肩からずり落ち、
るなはその場で立ち尽くしていただけだった。
だって、ずーっと話して無かったうりさんが
話し掛けてきたんだもん。
うりさんと__さんは何時もの光景のように、仲良くしていた。
でも、るなはうりさんと__さんが仲良くしていた光景何て
一斎見ていない。
何でか分からないのに…。
凄く仲良くしていた。
でも、またうりさんと仲良くするチャンスだった。
だから、るなは…
平然を装い、昨日まで仲良くしていたかの様に接した。
この会があったお陰で昔のように、
今でもるなはうりさんと仲良くしている。
今はクラスが隣で離れちゃったけど…
お互いの家に行ったりして遊んでいる。
でも、るなはうりさんにも__さんにも、
どうやって二人が知り合ったのかは教えて貰えなかった。
でも大体は分かる。
るなは二人とは少し違ったから。
二人には何かしらの“共通点”があるのだろう。
だから、うりさんが__さんを気に入るのも分かる。
その“共通点”を知るためにもるなはどんな手を使ってでも、
暴きたいと思ってる。
ゆあんside
そう自分の話を笑って言って、
夕日に照らされながら窓の外を見るるなは、
なんとも大人びている様ににも幼い様にも見えた。
るなに、そんな過去があったなんて知らなかった。
るなみたいな明るい人は、家族にも恵まれているのだろう。
そんな偏見で考えていた自分が、
なんとも馬鹿らしくなってくる。
言葉に詰まった。
こう言うとき何て言えばいいのか分からないから。
彼女ならこう言うとき何て言うだろうか…?
窓の外を見ていたるなは、
今度は真っ直ぐ俺の目を見た。
確か、るなが言ってたには…
夜が来て間もないころだったよね。
それ以外にも意味があるのだろうか…。
他にも意味があるって言われても…。
そんなことを思いながらしばらく考えてみた。
でも、思い付かなかった。
だから、答えを聞いてみることにした。
そう言われて、ピンッと来てしまった。
その瞬間血の気が引いた感覚になった。
偶然なのか。
必然なのかは分からないけど…
きっと…るなが“待つ宵”が好きな理由って…

これ、元々自己紹介だったんですけど…リレー部屋と雑談部屋に変えました☆



















編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。