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第1話

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2025/08/15 03:00 更新















翔 .
 …死にたい 




最近、心底そう思う
今日でこう思うのは何回目だろう

もう生きていたって意味がない
希望がもてない



目の前には海
水面に日が隠れ始めた紅い空が映っていた


乃綺 .
 じゃあ一緒に死にませんか? 
翔 .
 えっ…? 


急に知らない彼から話しかけられた

綺麗な黄色から白のグラデーションで
少し小柄だけれども、向日葵のような彼 。
水色と灰色の綺麗なオッドアイの瞳に俺が映った

乃綺 .
 あと一歩踏み出せばもう海に入れますよ 
乃綺 .
 もう10歩踏み出せば海の中でしょうね 
翔 .
 …… 
乃綺 .
 …行きますか? 
翔 .
 …、はい 
乃綺 .
 そういう割には足、震えてますよw 
翔 .
 えッ 


全く気づかなかった…
というか体全体が震えてるような気がして
「本当は死ぬのが怖いんだ」ということを実感する
乃綺 .
 …まだ無理に死ななくてもいいんじゃないですか? 
乃綺 .
 時間…、なんて、いくらでもあるんだから 



そういう君は
優しく、でもどこか寂しそうに、儚く笑った
翔 .
 …俺はまた死のうとすると思います 
翔 .
 …そのときは、一緒に死んでくれますか…? 
乃綺 .
 !! 



我ながら変なことを言うと思う
初めて会った人なのに
全く彼のことを知らないのに

まるでプロポーズのようなことを言い出すんだから


でも君は
乃綺 .
 もちろんです( にこっ 



さっきとは違う、少し嬉しそうな顔で笑った

















  『  終わりまであと一歩  』











はい!新作です!

設定とかまともに考えてないのに書き始めました

それでもいい方はぜひぜひ

紫陽花メインです

超不定期です

息抜き程度に書き進めていきます




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