3日目朝:巫ゐside
二人が死んだ。
雷蔵は三郎にのし掛かり、三郎が見えないように死んだ。意図を汲み取って、燃やさずに穴に埋めた。
投票では下級生が死んだ。
久作が死に、しんべヱが死んだ。
下級生を選ばないと行けなかった。あまりにも酷かった。
三治郎を選んだ会計、生物の中で三治郎は生きていた。
また僕に死体を燃やせという命令が届いたので、燃やした。
生きていると信じてやまない彼らと口論になって、殴りあった。事情を知っている纐纈先輩にとめてもらったが、みんなからは負の感情で見られた。
でも、こうしないと駄目だった。燃やして、みんなに死んだということを信じてもらえないと駄目だった。
からりと笑ってやる。
こうすればいい、人が離れていく。
驚いた。
変わらない表情で、殺されるかもしれない僕にこのことを言うだなんて。
うん、いい考え方だな。流石学年一成績のいい滝夜叉丸だ。
……だが、問題点がある。
あぁ、あと、最後に。
読者さんも、決して救おうとしないでね。
このゲームを、長続きさせたくはないから。













編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。