あなたの下の名前はジミンと付き合って1ヶ月を過ぎた頃、
家出をした。
理由なんてない、ただ単に一人でいたかった。
心の片隅には必ずチェウォンがいた。
そう言って一人で裸足のまま、海へ行った。
ザーザーと波の音が心地いい。
家から裸足で来たから、足は血まみれだった。
夜の海だった。
砂浜に、血まみれの足跡をつけた。
冬の海だから、冷たい。
なのに、容赦なく奥まで行こうとした。
ジミンはあなたの下の名前を見つけて、海に入った。
ジミンは黙ってあなたの下の名前を持ち上げて
海をあがった。
そう言って黙ってあなたの下の名前を抱きしめた。
それから2人は落ち着くまでハグをしていた。
ジミンの後をおったあなたの下の名前は、
救急車で運ばれた。
ゆっくりと目を開けた。
そう看護師に怒られた。
「ジミンさんの事なんだけど...」
「ジミンオンニは!?」
2人は同じタイミングで話した。
チェウォンはあなたの下の名前をそっと抱きしめた。
チェウォンは申し訳なさそうに眉を下げて
病室を後にした。
ヘウォンはそのまま一人で帰った。
次の日___
沈黙が続いた。
チェウォンはあなたの下の名前と一緒に車で家まで帰った。
あなたの下の名前はその日、部屋から出てこなかった。
その日の夜、チェウォンはウンビに電話をかけた。
電話が終わったあと、チェウォンは伸びをした。
手が誰かに当たってしまった。
あなたの下の名前だった。
チェウォンの手を掴んだ。
















編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!