第2話

NO.1
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2026/07/30 14:39 更新









シャルが死んだ日。









私はおかしくなってしまっていた。









ずっと一緒にいると思っていた相手が、









あっけなく死んでしまったから。









明日も明後日も来年も、一生、一緒のはずだった。









頭の中は「シャルが死んだ」という、









まぎれもない事実で埋め尽くされていた。









名前のない感情に支配されていた私は、









おかしなことを言ってしまった。









私)ねえ、団長。









クロロ)なんだ。









私)返してよ。









クロロ)何をだ。









私)シャルの能力。









私がそういった瞬間、









アジトの雰囲気が凍り付くのが分かった。









クロロ)もう返した。









私)違うでしょ。









クロロ)。









私)じゃあなんでシャルは死んだの。









クロロ)すまな、









私)お前が借りた。お前が使った。お前が返さなかった。



  だからシャルは死んだんだよ。









言ってしまった時にはもう遅かった。









私自身驚いた。団長にこんな言い方をする自分を知らなかった。









みんなももちろん驚いていた。









マチ)ねえ、もういいんじゃ、









私)止めないでよ、笑
  だって、能力さえあれば。
  アンテナさえあれば。
  携帯さえあれば。



  シャルは生きていた、そうでしょう、?









誰も反論しない。









クロロも何も言わない。









ここまでノンストップで告げてしまった。









なんだかシャルに見られたら怒られそうだけど、笑









でもごめんね、みんなごめんね、シャル、ごめんね。









でもここまできてしまった。たぶんもう、









ぶれーきなんて、かけられないよなあ。









私)返してよ。
  聞いてるの、?
  返して。





  私のシャルを、返して、泣










 
クロロ)すまない。









ううん。違うの。私が悪い。









クロロは悪くない。つらくてつらくてしょうがなくて、









八つ当たりをしてしまっただけなの。









貴方が謝る必要はないの。むしろ私が謝るべき。









貴方だって責任を感じているはずなのに。きっとそうなのに。









私だけ被害者面して、責め立ててごめんなさい。









みんなもきっともっとつらいのに、泣きじゃくってごめんなさい。









でもね、もう、こんな世界、私に要らないの。









シャルがいない世界に私のいる意味はない。









だから、ごめんね。んで、ありがとね。みんな。








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