第3話

第3話
46
2026/01/11 05:54 更新
あなた
酷いことしちゃった…
あれから忘れ物を取りに帰ってすぐに家に帰ったけど
あの人のことが頭から離れなかった


歌を褒めただけで冷たく逃げるとか…

あの人も嫌に思ったかな…




あぁ…

ぽすっとベットへ身を預ける





ぴろん ♪
あなた
スマホの通知だ、
あなた
珍しいな、
中三のあの出来事が起こってから、
仲良かった合唱部の子からも嫌われたみたい


高校生になってからも友達と呼べる人は居ない私に
LINEの通知が鳴るのは珍しいことだった



あなた
誰だろ…



元貴 から3件のメッセージが届いています



あなた
…!?
どうやって知り合いが少ない
私の連絡先を見つけたのだろう
そんな疑問も浮かんだが、今は内容のことが気になって仕方ない




あなた
…既読つけないように見てみよ





~LINE~
元貴
元貴
お兄さんから連絡先もらって連絡してます
元貴
元貴
今日は嫌なことしてしまったならごめんなさい
元貴
元貴
もしよかったらお話出来ないかな…?



あの人らしいLINEだ、

あの時はつい逃げ出してしまったけれど

このまま離れてしまうのは






なんだか胸がザワザワする、




あなた
返信してみようかな、


~LINE~
あなた
私こそ急に帰っちゃってごめんなさい
あなた
私もこのままなのはなんだか嫌です
(この人になら話せる気がする…)


(相談してみようかな…)








今まであの事件のことを誰にも話したくなく、

もう一生思い出したくないと思っていた。




でもこの人なら…



あなた
よければ相談に乗ってもらってもいいですか…?
指が震えている



こんなことを言っても迷惑がられるだけかも知れない

でも




理解してもらいたい、



あの優しい声色で話を聞いてもらいたい、





あの大きくて暖かい手で「辛かったね…」って

慰めてもらいたい


























ぽんっ





送信中…








トークルームに私のメッセージが表示された

プリ小説オーディオドラマ