僕はまだあなたのニックネームの事が心配で
落ち着けなかった
自分が担当してる子が手術が終わったというのに
僕は素直に喜べなかった
なぜなら、小学生の熱性痙攣は少~し
珍しい事で、よくあるのは幼稚園以下の子供で
あなたのニックネームがやった手術は
成功率がとても低い手術だったからだ
僕は答える声が自分でも震えてると感じた
長年ここの病院に勤めて来ているが
こんなに愛を持って担当した子はあなたのニックネームだけだった
そんな子が熱性痙攣で手術して…
手術の成功率が低いのに…
そんな事を思い浮かべると
涙で目がいっぱいになる
泣いた
顔が涙でぐちゃぐちゃになるほど泣いた
こんなに人生で泣いたのは何年ぶりだろう?
僕はあまり泣かないから莉犬もびっくりしていた
~夜の見回り中~
僕は1つの部屋に目が行った
そこは小さく「るぅとくん&あなたの下の名前」と書いてあったそう、そこの部屋はあなたのニックネームの部屋だ
入りたい気持ちとなにか複雑な気持ちが
更にあなたのニックネームの部屋に入るかを
困惑させる
あなたのニックネームの部屋に入るのを辞めようと
思ったその時__
静かにるぅとくん&あなたの下の名前と書いた扉が開いたそこには僕が担当していた子の姿があった
先ほどまで手術をしていたと言うのに
もう一人で行動し、一人で話す事が出来るらしい
そこには無邪気に笑う1人の少女の姿があった
なにかを隠しているような気もするが
少女の言葉を信じてみる事にした
僕が見たあなたのニックネームはいつものあなたのニックネームではなかった
1人の少女の姿に見えた
少女は車椅子に乗り、点滴を止まらずに打っていた
まだとても暑そうな姿を見た僕は
「僕が変わってあげられたら」と
思ってしかたがなかった
あなたのニックネームの腕を見ると点滴のチューブを止める所に
あなたのニックネームの似顔絵が書いてあった
とても小さい所なのに明確に綺麗な線で書いてある
きっとばぁうくんが書いてくれたんだろう
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編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。