⚠死ネタ
Es32side
はぁ、
今自分、中島大輔は野球で大怪我をしてしまい、現在入院中です
なんで怪我なんかするんや、
病院暇なんよ
病室は同年代の人と同じらしく、
俺の年代は少ないのか、病室には2人だけである
たしか、もう一人、誰だっけな
こじゃ?くんだった気がする
明日の朝に話しかけてみよ
どーせあっちも暇でしょ
朝
隣の子、居るかな
あ、いたいた、外眺めてる
それからと言うもの、毎日ずっと話していくうちに、お互いの事を結構知れた
古謝くんが病気なこと、野球をしていたこと、親は遠くに住んでいてなかなか会えないこと、など
そう言った君はどこか儚く、消えてしまいそうな顔をしていた
無理に笑ってるんだな、と分かった
だって今すぐにでも泣きそうだもん
その日から自分は順調に回復していく中、
古謝くんの体調はどんどん悪化していった
本人は隠してるつもりなのかも
でもバレてるからね
"2人"でどんな治療も乗り越えてきた
でも、古謝の身体は限界、だっ、たみたい
神様は酷い、酷いよ
なんで良い人ほど短い間しか生きられないの
この世界はおかしい、おかしいよ
俺は退院した
古謝は、いや、樹は強く生きた
樹の想いも背負って生きていく
樹が付けていたと言う背番号、"17"を背負って
俺はグラウンドへと足を踏み入れる












編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。