🍆side
将太と一緒に車で胡桃を迎えに行ったら、
初めましての女の子を連れてきた。
名前は優雨ちゃん。大学4年生。
あなたの下の名前ちゃんと同じ大学で、
なんとこの前の結婚式にバイトとして入っていたという。
なんというかまぁ、色々奇跡が重なってる子だと思う。
果たしてそれは平気と言っていいのか(
メンヘラやストーカーというのには、
なんせ周りがイケメンに囲まれているもんで
少しばかり慣れてしまっている。
慣れちゃダメだけど本当は。うん。(
...なにそれ。
人の気持ちに真摯に向き合い過ぎると、
それはただただ生きづらいだけになってしまう。
自分の気持ちが蔑ろになってしまうから。
...それを俺は、痛いほどよく知っている。
顎に手を当てながら、なにか考える素振りをする。
...なんだろう。なんだかすごく嫌な予感がする。
この金髪は正気かい?????
別にいいよ俺は?!?!?!
手なんて出さないし出す気すらありませんもの
家あげることにも...まぁ非常事態だから許そう。(
問題は優雨ちゃんでしょ。
優雨ちゃんが嫌だったらダメだよねって話。
ミラー越しに、胡桃の後ろで俯く優雨ちゃんに
できるだけ優しく声をかける。
僅かに涙をうかべる彼女を見て、
なんだかいたたまれない気持ちになる。
今更だけどこのノリ大丈夫かな(
優雨ちゃん追いつけないでしょ
何その目、笑
昔の俺みたいだね、なーんて。

















編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!