第4話

# 4
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2024/07/10 14:00
















 ー魔法墓地管理局 局長部屋













レナトス・リボル
……






  ソファに横になり、
  ぼーっと天井を見上げていたレナトスは
  昨日の会話を思い出していた…















レナトス・リボル
アドラの寮長……??俺、初耳なんすけど…
カルド・ゲヘナ
本当なんですか?それ…
ライオ・グランツ
ああ、そういやラストネームがレナトスと同じリボルだった。
カルド・ゲヘナ
でも、ライオが人目見て誰か分からなかったなんて少しびっくりですね。
カルド・ゲヘナ
人の顔はよく覚えていますし…











ライオ・グランツ
……たぶん、俺様が見たイーストンの頃と今の頃で雰囲気や髪型が違うからかもしれないな
ライオ・グランツ
見覚えはあったんだがな、この俺様が分かるのに時間がかかるとは…













レナトス・リボル








  確かに…そういえば、、
  イーストンを卒業してから変わったよな兄貴…















  雰囲気………話し方とか一人称も…














  何もかも……
    まるで別人のようにガラリと、、









レナトス・リボル
……





  疑問に思ってたのに、
    いつの間にか忘れちまってたな…















  それに…
   兄貴が言っていた『あの人』って結局__

















コンコンっ






レナトス・リボル
んぁ?どーぞ、




  不意に部屋を…
   ノックする音がし、入るように促すと
    少し慌てた様子のカルドが入ってきた












カルド・ゲヘナ
ちょっといいですか、レナトス。
レナトス・リボル
どーした
カルド・ゲヘナ
今すぐお兄さんと連絡を取って、
   魔法局  ここに来るように伝えてください。
レナトス・リボル
?……なんでだよ






カルド・ゲヘナ
実は今_



  カルドが説明しようと
  口を開いた途端…少し開いていた扉の
  向こうからドゴンっと物凄い音が聞こえた。












レナトス・リボル
……
レナトス・リボル
何の音だ?誰か魔法局内でやり合ってんのかよ
カルド・ゲヘナ
…そのまさかですよ。
レナトス・リボル
は?








カルド・ゲヘナ
昨日の使役魔物がまた檻を壊して出てきたみたいで、貴方のお兄さんを呼べと魔法局内で暴れてるんです。
レナトス・リボル
……まじかぁ…
カルド・ゲヘナ
今はオーターが押さえ付けてますが、これ以上暴れられると困るという事で…
カルド・ゲヘナ
それに早くしないと、痺れを切らしたオーターのせいで魔法局内が砂漠と化しますよ。
レナトス・リボル
はぁ、、わーったわーった…
レナトス・リボル
すぐ呼ぶ。





































  久しぶりに魔法局を訪れたその日












  俺は夢を見た……















  とても懐かしい夢だった。













  校舎の外にあるベンチで……













  あの人と俺の二人で…













  凄く良い天気だったのを覚えている














  何を話していたんだっけ、、

















―――…



                       ――。








ーーー!―、――??


                     ッ、、―!!


ꉂꉂ ーー。
















  その光景は思い浮かぶのに…













  何を言っているのかは分からない。





















  あれ…………?














  あの人は……どんな風に話してた…?




















  …………どんな声をしていた…??






















  どんな………こ、え?















  ……分からない…思い出せない、






















   嫌だ……忘れたくないッ……















あなた
ハッ、、
 
あなた
……











  飛び起きると時間は丁度昼を指していた














  こんなに寝過ごしたのはいつぶりだろう











あなた




  魔法局に訪れたせいか、
      懐かしい夢を見てしまった…















  本音を言えば、昨日は行きたくなかった…














  あの人との思い出が蘇るから……















  忘れたくない、、でも思い出したくない、
















  そんな思いが、自分の中でぶつかり合う


















  だって思い出せば出すほど……
    悲しみに押し潰されそうになるから…














  心臓をぎゅっと掴まれたような、そんな感覚…
















ピリリリリッ





あなた
!…



  唐突にベット近くの
    デスクに置いていた伝言ウサギが鳴り、
  寝起きの頭を働かせながら電話を出る。












あなた
(誰だ……?)
あなた
もしもし…





レナトス・リボル
んぁー、兄貴悪ぃ。
あなた
レナトス?…どうかした??
レナトス・リボル
あー、、その、今から魔法局 こっちに来れるか?
あなた
……こっちって、魔法局に…??
レナトス・リボル
そーそー、





  …なんの用かは
    分からないけど今日は流石に断ろう








あなた
ごめんけどレナトス、今日は_
 
レナトス・リボル
実は昨日の使役魔物が暴れてるらしくてよ
あなた
……え?
レナトス・リボル
兄貴を呼べって言ってるらしくて、
  さっきカルドから聞いたんだけど。
あなた







あなた
それ、、ホントに行かなきゃダメか…?
レナトス・リボル
オーターが暴れてる使役魔物を抑えてるらしいから、来てくれねぇと……
あなた
………













  まさか神覚者様の手を煩わせてるなんて……
















  これはちょっと、、行かなきゃマズイ…
































  ・ あなた・リボル





  ・ 誕生日 11/7





  ・ 年齢 32





  ・ 身長 178 ( 自称180cm )





  ・ 体重 68





  ・ 血液型 不明





  ・ 利き手 左





  ・ 足のサイズ 26

















  ・ 固有魔法 ブラッド魔法  アザ一本






  死霊を召喚し、使役する。
  

 ^しかし…死者を召喚するレナトスとは違い

  元の死霊は実体がない為自らの血を注いで

  交わらせ、実体を作り使役可能にする



 ^レナトスは不死の肉体を持つが

  あなたは半不死の肉体を持つ



  











 ∂ プチメモ






 去年の神覚者候補選抜試験…





 一次試験での“死霊の狩り場”の死霊は
 あなたがイーストン生だった頃に作り出したもの



 作り出しただけで、「魔法が一切効かない」
 という強力な魔法はかけていない





 半不死になると同時に

 血の量が成人男性の二倍程に増えた









 











doru
こんばんは、doruです

doru
プロフィール部分が長くなってしまいました

doru
固有魔法を考える際は悩みに悩みまくり……

doru
レナトスと兄弟な為、それに近い固有魔法を考えた結果「ブラッド魔法」となりました。

doru
魔法の内容設定も、他の方と被らず…尚且つないかなと思い考えましたが

doru
もしもの場合、同じな気がする…というものがあればちらっと教えて頂けたら嬉しいです

doru
兄弟揃って不死と半不死の設定部分は私として凄く気に入ってます……!
 
doru
それと、あなたの一人称が違う時がありますが、誤字とかではないです…
 
doru
魔法局に再度呼び出されたあなた…
 
doru
次回をお楽しみに。






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