第67話

season2 episode10 「 相方と先輩 」
400
2026/01/11 13:52 更新










話がまとまった後、私たちは倉庫から出ようということになってみんなが動き出した





私も立ちあがろうとした時…


こてっ




あなた
…あれっ、
蘇枋 隼飛
…?あなたちゃん?
あなた
あっ、ごめんね…!すぐに立つね…!




慌てて何度か立とうと試すも

足に力が入らず…立とうとする…転ぶ

を繰り返す





あなた
…()
蘇枋 隼飛
ふふっ、大丈夫だよ
あなた
えっ…なにが…




とそこまで言った時、体がふわっと宙に浮いた



あなた
えっ…!💦
蘇枋 隼飛
わぁ、あなたちゃんすっごく軽い
あなた
そっ、そんなこと…💦、重たいでしょ?💦
蘇枋 隼飛
うんうん、全然
蘇枋 隼飛
あなたちゃん、もっと食べなきゃね☺️
あなた
うぅ…申し訳ない…💦、、、




梶 蓮
…あなた
あなた
…?あっ、梶さん…!




蘇枋君にお姫様抱っこされている時、

梶さんから声をかけられる




梶 蓮
…ジーッ
蘇枋 隼飛
…ニコニコ
あなた
…(なんか、頭上で見つめあってる…)
梶 蓮
…蘇枋、お前疲れたろ。俺より長い時間喧嘩してたし代わってやる
蘇枋 隼飛
いえいえ!俺は怪我してませんし…疲れにくいですし!
蘇枋 隼飛
梶さんこそ怪我してらっしゃいますし…




ピキーン!!!ゴロゴロゴロゴロ⚡️




あなた
へっ、かっ…雷…?!
あなた
あれ…外晴れてる…(?)
蘇枋 隼飛
気にしないで!幻聴幻聴☺️
梶 蓮
…あなたを渡せ
蘇枋 隼飛
えー、やだなぁ…僕はあなたちゃんと同じ服級長同士…いわば相方なので、、
蘇枋 隼飛
相方の世話は自分で焼きますよ!
梶 蓮
…後輩の世話は先輩が焼く
あなた
…(えっ、つまりどういうこと…?)





梶さんは私を蘇芳君から貰おうとしてて…?

蘇枋君はそれが嫌で…?



えっと…つまり、、




あなた
(二人ともお互いの体を労ってると…?)
                   ↑
                違うそうじゃない





確かに…それはそうだよね…!

二人ともお疲れだし…私は気を失ってる訳じゃないんだし…

自分で歩かなきゃ…!





あなた
おいしょっ、
蘇枋 隼飛
あなたちゃん?!!!
梶 蓮
は?!!!
あなた
うん…!やっぱりそうだ!





ぴょんぴょんと軽く跳ねてみる




梶 蓮
バッ…!!お前何して…!!
あなた
いやぁ…怪我してる位置思い返してよく考えてみたら…
あなた
実は立ち上がるのには痛いけど歩くのには問題ない関節捻ってるな.…って!
蘇枋 隼飛
…()
梶 蓮
…()





お兄ちゃん達のために整体は一通り勉強した

よくよく考えれば分かったものを…



あなた
いやぁ…大変ご迷惑おかけしました!💦
蘇枋 隼飛
あっ、うんうん…全然…
梶 蓮
…()
あなた
あっ…というか、倉庫に残ってるのあと私たちだけだ…!行かないと…💦




てってってっ、と可愛らしい足跡を立てて倉庫を去る





蘇枋 隼飛
あっ、あなたちゃん…走ったらまた痛めるよ…!




そんなあなたの後を追う蘇枋





榎本 健史
…まぁ、ドンマイだなぁ
楠見結斗
🙂‍↕️
梶 蓮




いつからどこにいたのか、梶の肩を叩く二人




梶 蓮
…うっせぇ





がりっ!🍭














そんな呑気な様子を

































フードに顔を隠した男が、






倒れたふりをして…見つめていた



































蚊蜂 恋歌
…いつまで倒れたフリしてるんですか?
…あー、うっせぇうっせぇ







暗くなった倉庫に…蚊蜂恋歌と、一人の男がいた






わざわざ遠くから来たのによ…風鈴は思った以上に弱くなってたな…
蚊蜂 恋歌
アタシは昔のことは知りません!






蚊蜂はぷいっと目を背けて…




一つの刃物を取り出した

それには誰のものかもわからない…血が固まって錆になっていた








蚊蜂 恋歌
…あなたちゃん、ボロボロで可愛かったなぁ…♡
…あんま怪我させんなって言ったよな?







狂気じみた笑顔を浮かべる蚊蜂に

男は少しキレたような口調と低い声で言う






蚊蜂 恋歌
…ここでアタシ達がケンカするのは得策じゃない
蚊蜂 恋歌
“最終目標“は違えどそれまでの“道筋“は一致してるんだもん
…わかってる、腹立つ黙れ
蚊蜂 恋歌
うっわぁ、サイテー
俺がイイ男になるのはあなたの前でだけだっつーの










しばらくの間、二人の間に静寂が走る

そして男が立ち上がると二人はようやく言葉を交わす









…途中までは協力するが、
その後は、“アイツ“のためにも俺のためにも
あなたは譲らない
蚊蜂 恋歌
…アタシだって、譲らないから

















…二人は互いに冷ややかな視線を送り合ったのち、

倉庫を出た途端左右に分かれた











蚊蜂 恋歌
…(あなたちゃんは、アタシのだもん)




…(あなたは、俺とアイツの…)































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ではまた次回!






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