第12話

弱い
129
2017/11/09 03:45
白雪姫
いやいやいや、ありえないから。
誰の権限でそんなこと…
???
ちなみに君の母君も同意しているため、国同士で決定している
白雪姫
あいつを母君って言うな
イライラしながら言葉を吐き捨てる。

段々口が悪くなっていく白雪姫だが
???
嫌だわそんな…いつからそんな口を聞くようになったのかしらぁ
このある人物の登場により

白雪姫は

何一つ

喋らなくなった。

そして
???
いいわね?白雪
白雪姫
……っ私は…
言葉に詰まる。言いたいことは山ほどあるのに声が出ない





継母の前だと言いたいことを抑え込む癖。
何かあるといつも叩かれたりとされていたあの頃。

それを思い出してしまうから
白雪姫
…分かりました
ルファー
白雪!!!
???
このご老人と少年は好きにして構いませんわ。
白雪姫は今すぐ部下達が連れていきなさい。

いいわね
???
仰せのままに…白雪姫様を我が城にご案内しろ。
少年
白雪姫…
???
それと弟よ。
お前はもう家に戻らなくて良い。父からの命令だ。じゃあな
ルファー
なんてことを…わしが許さんぞ!!
???
すまんな爺さんは眠っててくれ
ルファーが動くより先に動いた男は背後に回り気絶させた。
少年
(動け……動けるのは僕だけ…ルファーさんもやられた。このままじゃ白雪姫つれてかれる…


動け……動け…僕……)
そう思いながらも少年は隅で震えていることしかできなかった。
そして白雪姫が連れ去られ


家には倒れるルファーと少年のみになった。

プリ小説オーディオドラマ