第32話

腐男子。28
1,327
2023/10/21 01:00


大西side
大橋
わー!丈くーん!かっこええなー!
藤原
うっさいねんけど…黙れや
大橋
ふっ、照れんなよー
長尾
おいおい!今の見たか!
道枝
興奮すんな
高橋
俺もう眠い
ん?何このカオスな状況。
丈くんの家でオフ会を開いているのだが、謙杜が数着貰ってきたからと袴、メイド服などを持ってきていたという。丈くんに着せたら大橋くんがめちゃくちゃ興奮して、そんな光景を見て謙杜も興奮している。
長尾
ねぇ流星くん、これ着てくださいって…
渡されたのは白のシースルーのズボンとTシャツで天使の翼と輪っか。いわゆる天使のコスプレ。まだ露出はしてないからマシだが、高校生の男がこれを着るとは痛々しい.
大西
嫌だ
長尾
えー!なんでよ!なんか奢ってあげるからさー丈くんが
藤原
俺を巻き込むな
大西
えーじゃあ丈くんがなんか買ってくれんだったら
藤原
だから俺を…いやまぁ見たいし、いっか。な?大吾
西畑
え?あ、おう
なぜそこに大ちゃんが?
そんな事は置いといてこの場を終わらせたくて早く着替えた。
長尾
流星くんできましたー?
大西
うん
長尾
では…3、2、1!
謙杜のカウントダウンの1を言った瞬間ドアを開けた。皆んな俺を見て固まっている。
大西
おーい皆んなー、…脱ぐわ
大橋
ちょ、ちょっと待って!とりま写真…
皆んな一斉に俺を取り始め連写する人、角度を変えて写真を撮る人など色々個性が溢れている。
大西
なぁーもういい?
大橋
あぁごめん
大西
なんか言ってやー、傷つくんやけど
長尾
あっ、天使ですか?
大西
そりゃそうでしょ?着てんだから
長尾
そういう意味じゃなくて…なんて言えばいいんだ?
高橋
あれですね、もう存在が天使みたいな?これコスプレじゃなくて本当の姿は天使なんじゃないかって事でしょ
道枝
おぉ!恭平珍しいな!俺理解できたわ
大西
俺はわからないんだけど
西畑
ははっ!かわええなぁ
大西
え!?
西畑
あぁ、ち、違うから
大ちゃんの言葉が聞こえて後ろを振り返ると丈くんの携帯の画面を見てにこにこしている大ちゃんの姿が。俺が驚くと大ちゃんは焦るように言い訳を答える
大西
あー本当は俺のこと言ったんだろ?ほらー丈くん見せてよ……ほら!俺の写真!
西畑
あーもう…//
大西
照れんなって!ほら目の前に居るんだからさ!思う存分見てもいいよー
西畑
…//
長尾
俺も見たい!目に焼きつきたいー
その後俺のコスプレを皆んなで楽しみ、もう夜だし帰るかということで6人で帰る。
道枝
あ、俺たちこっちだから。また
大西
うん!ばいばい!
大橋くんは丈くんと同じアパートで丈くんと一緒に別れてみっちーと恭平、謙杜は別の道で帰り、西畑と一緒の道で歩く。自然と横に並ぶが会話はない
西畑
なぁ
沈黙を破ったのは西畑だった
大西
…なに?
西畑
俺が好きな人いるって言ったらどうする?





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