第31話

腐男子。27
1,476
2023/10/05 10:00



次はあの二人のクラス。
お化け屋敷だ。やはりお化け屋敷は人気で結構並んでいた。
大西
うわーこんなん待てへんって
西畑
まぁ、ええやろ
キャー‼︎
大西
え?ここそんなに怖いん?
西畑
…なんか…ここ嫌やな
大西
ま、楽しみやんな?
西畑
お、おう。
西畑と話して時間を潰して次は俺らの番となった。
大橋
いらっしゃいませー!おお!!来たんやな!
西畑
おう
大橋
お前耐えきれんのか?
西畑
うるせぇな…ほら、ルール説明
大橋
あ、はーい
二つのお札を探して出口側に貼るところがあるのでそこに貼って終了です!
大西
おぉ、意外と内容しっかりしとんや
大橋
そうやで!怖いと思うけど頑張れやー
大橋くんに見送られながら、中に入る
大西
うわ…くっら…
西畑
大西、手繋ぐか?
大西
へ…?
西畑
ほら
西畑の手を差し伸ばされ、それに甘えて手を繋ぐ。西畑と初めて繋ぐな…なんか照れるかも。俺は自然と顔が真っ赤になっているのを感じる
西畑
…//
暗くてよく見えないが、西畑も顔を真っ赤にしとる。なんやろ?なんで顔真っ赤になっとるんやろ
奥にどんどん進むと、一枚目のお札がある。
でも絶対出てくるやん…
大西
あ、あるで?
西畑
大西が取れ。
大西
はぁ?まぁいいや
1枚目のお札を手に取ると
バンッ
大きい音とともにお化けが出てきた
大西
おぉ…びっくりした…って痛いって
西畑は俺の手を強く握ってきた。
お化けはゆっくりと俺らの背後から近づいてくる。西畑は早くと急かして、俺の手を引っ張る。
大西
早くね?もっと楽しもーよ
西畑
嫌だよ、後ろ来てんだぞ?
大西
あーそうだね
まだ手は繋ぎっぱなしだが、西畑を先頭に歩いているが、やはり仕掛けがあってバンッと音がしたり、紙から手が突き破って出てきたりとあったが西畑はそれがあるたびに
西畑
うわぁっ!
驚きの声と共に手を強く握ってくる。
大西
ブッ、ははっ!
俺が西畑の反応で笑っていても気にせずどんどん前に進む。
大西
あ、2個目の札や
西畑
ほら、取ってこい
大西
俺犬やないんやけど
西畑
早く
大西
はぁ…
俺は手を離して、2個目の札を取った。
大西
……なんも起きないな
西畑
良かったわ…
前に進もうとすると
藤原
あ"ぁ…
丈くんが西畑の肩を掴み、お化けというか…ゾンビ特有の声を発して脅かしてきた。
西畑
うわぁぁっ!
西畑は驚きすぎて腰を抜かしそうになったが、俺の手を掴み出口まで一気に走った。
西畑は驚きすぎて焦ってるけど、俺だけなんか照れる。だって西畑と手繋いでんだもん。
これって…



そのまま突っ切って出口を出た。
西畑は息切れしてて、入口にいる大橋くんは西畑をみて嘲笑っている。大橋くんは他の生徒に任して俺の耳元で
大橋
西畑とうまくいった?
大西
へ⁉︎
大橋
お前ら頑張れよ!
大西
…//
俺、やっぱり西畑のこと好きになっちゃった。
でも西畑は女性が好きなんだろうな。
女性になりたかった。
西畑
はぁ…っ、疲れたー…
いつもの屋上で西畑はコーヒー。俺はミルクティーを買ってベンチに腰掛けて飲み始めた。
西畑
なぁ、さっきからどうした?
そう言われ顔を覗き込まれた。
大西
っ…なんでもないよ?
顔を背けて照れているのを隠しながら答えた。
西畑
そっか。あ、7人でオフ会あるってよ
大西
ふーん。
西畑
終わるまであと1時間だからさ、屋台でなんか買おうか
大西
うん。そうだね
西畑と屋台で買って俺の気持ちも忘れるくらい楽しんだ。

文化祭も終わり、7人で集まりオフ会へ…

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