『き、君の名前は_?』
コミュ障だけど必死に頑張って言った言葉。
「わたしは、あなたというの。」
あなたか、なかなか良い名前だな...
ってそれどころじゃなくて!
『とりあえず、僕のお家に来て!』
知らない人を家にあげるなんてニガテだけど、助けなきゃ!
「わたし、帰るところがないの、
笑えないの、泣けないの、怒れないの、親からも学校のみんなからもいじめられてるの。お兄さんはわたしをいじめるの?」
そんなっ、この子に何があったんだ?
“親からも学校のみんなからもいじめられてるの”
俺が助けなきゃ、俺しか、助けられないんだ。
「ううん、僕はあなたちゃんの味方だよ!信じれないと思うけど、僕は味方だよ!」
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。