第15話

好きって何?
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2017/10/15 12:06
「私が達也さんを好き?」

「いや、な訳ないでしょ。」

「いやー、どうかなぁ?な訳あると思うよ?」

「キュンキュンしないの?」

「うーん、お風呂上がりと朝起きた時はした…かな?」

キュンキュンはするけど、これが好きとは限らない気が…。

「それがきっと、些細な事でキュンキュンするよ」

うふふ、と美紅は笑った。

「私的には、もう好きになりかけてると思うけどなぁ。」

「それに、話を聞いてる限り、あなたのタイプだと思う。」

「えぇ!?」

そんな事…あるかな?

好きってなんだろう?

そんな話をしているうちにもう4時になっていた。

「じゃあ、そろそろ帰らないと、」

「わかった。じゃあ出ようか。」

と店を出た。

私と美紅は帰る方向が違うため、店の前で別れた。



「あ、達也さんにLINEしなきゃ。」

[今帰ってます。帰ったら一緒にスーパーへ行きませんか?」

とLINEした。

昨日は、昨日の分と朝の分しか買っていなかった。

そう言えば、今日のお昼はどうしたのかな?

と考えていると達也さんからLINEが来た。

[いいよ。行こう。スーパーの前で待っていようか?]

[じゃあお願いします]

[了解]

という事で私はスーパーへ向かう。

スーパーへ行くと達也さんはもう来ていた。

「お待たせしました。」

「お帰り。大丈夫、今来たとこだから。」

「ただいまです!」

ただいまです!って変か、と言ってから気づいた。

「ただいまです!って」

と笑っていた。

「ただいまでいいよ」

「はい!」

「それに、普通に話してくれて構わないよ?」

「え?」

普通に話しているけど、

「敬語じゃなくて、って事だよ?」

「あ、なるほど。」

「あ、別に、敬語がダメとかじゃないからね!気を使わせてるかな。と思って」

「全然そんな事無いです!」

「そう?なら良かった。」

と笑ってくれた。

じゃあたまに普通に話して見ようかな。と思った。

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