あー、暇だ。俺、小鳥遊飛人は、取り敢えず、暇だ。暇暇暇暇暇。五月蝿い?いやいや、だってしょうがねえだろ?暇なんだし。
「あーあ、なんか面白い事ねぇかなあ…」
学校なんか行きたかねぇが、暇つぶし位にはなるだろう。
「おし、行くかぁ…」
尻窄み…?いやいや、聞き間違いさ。
しかし、ここからが大変なんだ。自転車通学だと言うのに、家から学校まで、30分もかかるんだぜ?…はいはい、行けばいいんだろ?わぁーたよ。はぁ。
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俺、雛本奏汰の周りで女の子のヒソヒソ声がする。そちらを向いて、笑顔を見せると、
「キャ───(*ノдノ)───ァ」
と悲鳴をあげる。いや、歓声か?しかし正直、どうでもいい。周りでキャーキャー言ってくれる、可愛い子がいるし。それだけで、満足だ。可愛い子が好きか?当たり前じゃないか。だって俺がモテてる証拠だろ?しかもそれが可愛い子なら、サイコーじゃあないか。学校も好きだ。可愛い子が沢山居るから。
キーンコーンカーンコーン キーンコーンカーンコーン
「おっと、チャイムが。しかし、いつも通り華麗に登場(遅刻)しよう。」












編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!