俺は見知らぬ部屋に驚きつつ
おろおろしていると
大きな扉から紫色の髪の人が入ってきた
そういいシンプルながらとてもいい生地でできている
服を持ってきてくれた
声には出来ないけどちゃんとありがとう言わなきゃだよね……
うーん…っと考えていると……
あ、!
俺は紫色の人を見て
左手の平を右の人差し指でなぞって見せる
そういうと慌てて部屋から出ていってしばらく…
小さな台とそこに置かれた白い紙とペン
俺はそれを持ってサッとそこをなぞる
「服ありがとうございます!サイズまでピッタリです!」
開きっぱなしの扉から顔をのぞかせた彼……✨
さとみって言うんだ……✨
意外とかわいい名前…(* ´ ˘ ` *)
俺はさとみくんの顔を眺めながらついうっとりしてしまう……
さとみくんは何故か目を見開いて俺の書いた文字を見ている。
ビリビリビリ……
さとみくんは俺の書いた名前の部分をちぎりとる……
俺は紙の残ったところに
カキカキカキ















編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。