第15話

15 .
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2017/10/28 01:40
涼介side




" 好きだよ "



" 好きです "






ほら今2人の気持ちが繋がった




たった4文字の言葉だけど



人を幸せにする力がある言葉 .



ふたりは目を合わせながら笑みが溢れた .





涼「やっと気持ち伝えられた」


あ「やっと願いが叶った」





その言葉を言う君は愛おしかった




ギュッ



君をそっと抱きしめた





涼「ありがとう。俺の彼女さん」





ニヤけながらもそんな事を彼女の耳元で言う





あ「もう、やめてよ~!恥ずかしいじゃん!」





なんて顔を赤くして言うものだから俺だって赤くなる




そっと体を離して




涼「ん、」




って右手を差し出す




あ「ふふ、はい!」




元気な彼女は左手を俺の右手に絡めた




これが恋人繋ぎかドキドキするもんだな なんて思いながらニヤケる顔を抑える




涼「よし、帰りますか」



あ「そうですね」




電車に揺られながらもつないだ手は離さない


電車の中はすいてるからふたりで座席に座って笑い合ってた




" まもなく〇〇~〇〇~ "



彼女が降りる駅




あ「まだ一緒にいたかったな」


涼「そうだな。また明日の朝会えるよ」




俺だってまだ一緒にいたい

彼女の門限が近いからなんとかその気持ちを抑えてる




あ「また明日の朝…絶対会おうね!」


涼「当たり前でしょ。朝連絡するよ」


あ「うん!………また明日ね ? 」


涼「ん、また明日な」




プシューガタン


これも二度目。



ドアの向こうにいる君に手を降る




でも今日は違う




君の背に手を降るのではなく



君と一緒にお互い手を降る




口パクで " また明日な "



って言うと返してくる






なにをしてもかわいい彼女にまた溺れていくんだ

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