第8話

意識
188
2017/12/05 07:45
千晃ー悪いけど、ちょっとおつかい頼まれてくれるー?
高橋 千晃
いいけど?
ありがとう!助かる!
えっとねー
お米買ってきてほしいの!
高橋 千晃
は!?お米!?
そう!ごめんねー
お母さんってばお米炊いてあるものだと思ってて
そしたらなかったのよぉ
高橋 千晃
(いや、そういうことじゃなくて。
私、歩きで買い物いくんだよ?しかも、一人で。
女の子一人、お米かついで持ってこいって、そんな無茶な)
よろしくね!
結局、買いに行くことにした。
だってお米なきゃご飯じゃないし。
私もお腹すいちゃったから早くご飯食べたいもん。
さっと行ってさっと帰ろう。
店員
ありがとうございましたー
やっぱ無理無理、
重たすぎる、、。

それに、もう空も薄暗くなってきてしまった。
可愛くないけど私も一応女の子なんだから
ちょっと怖くなってしまう。
立ち止まって周りをキョロキョロ
変な人がいないか確認。
高橋 千晃
(よし、誰もいない)
また歩こうとした時
バッ!!

急に視界が真っ暗になった。
??
だーれだ
高橋 千晃
(こんなことするのは…あの人しかいない!)
高橋 千晃
ひなくん!!!!!?
高杉 日向
あは、バレました?(笑)
高橋 千晃
もー、おどかさないでよ!!
高杉 日向
ふふ、ごめんね?
それ、持つよ
それだけ言うとひなくんは私の腕から
お米をとって肩に担いだ。
高杉 日向
こーゆーのは男の役!!
ひなくんのその仕草に思わずドキドキした。
それで気づいてしまった。
私は、彼が好きなんだ、と。

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