・
あれからいじめはさらに酷くなってしまい、
足を引っ掛けられて転んだりする事が多くなった。
しかも、裕太が補習にひっかかってしまって一緒にいる時間も少なくなってしまった。
昼休みも裕太が食べ終わって先生に呼ばれたから1人で教室に戻ろうと階段を降りていたところ、
『げ...』
すれ違いざまにあの女の子がニヤっと笑う
危なそうな気がして遠ざかるも遅くて、体が地面に叩きつけられた。
・
『ん、いた...』
足の鈍い痛みで目が覚めた。
「あなた...っ!!」
目の前には半泣きの裕太がいて、階段から落とされた事を思い出した。
『...ここ、保健室?』
「うん。体大丈夫?全身打撲と捻挫だって...」
そう言われて制服の袖を捲ると痛々しいあざが。
『ひっ...』
裕太に気持ち悪いって思われるって思い慌てて隠した。
嫌われたくない、そういう一心だった。












編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。