第7話

三次元だって捨てたもんじゃない
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2017/11/05 11:32
あなた

美香ちゃん。

私は学校についてすぐ、美香ちゃんに話しかけることにした。
昨日ユズリンに教わった言葉を持って。
吉松美香
あ。
あのさ、昨日はありがとう。
あなたちゃんは悪くないからね。
あなた

ううん。

吉松美香
え?
あなた

誰が悪いとか、そういうのはないと思う。

吉松美香
そっか。
ごめん。
あなた

謝らなくていいんだって!
誰も悪くないから。

吉松美香
うん、ありがと。
あなた

私、美香ちゃんに憧れてる。

吉松美香
えっ。
あなた

私も美香ちゃんみたいに気の使える素敵な女の子になりたいなー!

吉松美香
や、私なんか。
あなた

お世辞じゃないよ。

吉松美香
ありがとう。
やっと美香ちゃんにも笑顔の花が開いた。
美香ちゃんだったら、パンジーかな。







昨日ユズリンが教えてくれたこと。
YUZURIN
YUZURIN
じゃあその子に「誰が悪いとかはない。」「あなたに感謝や憧れをもっている」。」
って言ってみるといいよ。
あくまで自然にね。ファイト!*\(^o^)/*
ありがとユズリン。





けど、照れるなぁw
学級委員の美香ちゃんが私に本気で感謝して。
あなた

ね、美香ちゃん。
1時間目から国語だよね。だるくない?

吉松美香
わかる。
加賀先生だしね。
あなた

加賀先生の話は飽きる!

私にはこんな普通の話が似合ってると思うんだ。

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