第7話

標的のはじまり
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2017/11/22 13:06
廉「ねえねえ♪キミは名前なんて言うの?」

「私ですか!私はみさきって言います♡」
「私は、るりでーす♡」


次々に自分の名前を言っていく。
どうやら覚えてもらいたいみたい。

まぁ廉は覚えそうだけどいっぺんに言われたって
覚えられるわけないだろ。

私が心の中でツッコむ。



海の方は

海「わぁー!みんなありがとね!」

「いいんですよー♡」

「そうですよ!別のクラスになった子にも渡してほしいって頼まれたのもあるんです♡」

海「ありがとう。」

「「はい♡」」

どうやらクッキーやらなんやら
自分の得意なものを海にあげている。

始業式なのに張り切ってんな〜。


一方で玲はというと未だ私と一緒にいる。

玲「あいつら、いつまで一緒にいるんだよ…」

あなた「女子たちも必死だな。」

玲「はぁ、俺はああいうのはほんとにやめてほしい」

あなた「ほんとに」


すると

「「玲さーん♡」」

と女子たちがやってきた。


玲「なに?何かよう?」

「えっと、私チョコクッキー作ってきたんです♡」

「私はお手紙書いてきました♡」 

て、手紙。
さすがは女子だな。

玲「いらない」

玲も即答かよ。

「そんな〜。しょぼーん」

しょぼーんは口で言うな。

なんてのんきにツッコミを入れていると

何故か玲にクッキーとか渡しに来た女子たちが
こっちを見ていた。


あなた「あの、なにか?」

「別に何でもないよ?」

あなた「ならいいんですけど」

「じゃあ行きましょ」

「そうね」


このことからあんなことになるなんて
思ってもみなかった。

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