第28話

後悔
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2018/04/01 05:33
その後、偽物の閻魔は、倒れなかった。



強い魔法を当てたはずなのに。




その時、私は、気づいてなかった。




自分で、もう体力が大量に減っていることに。




だから、強い魔法も弱くなってしまったのだ。





自分では、まだまだ行けるような気がしていた。




だから、疑問に思った。




その時、偽物の閻魔が言ってきた。



『もうお前は、負けだ!お前の得意の魔法は、もう使えねないさ。使えたとしても、弱いだろうな。』




そう言った後に、微かに笑っていた。




私は、それを見て、殺意が強くなった。




だから、自分に回復をかける魔法をやろうとした。



けど、時間がかかる。



それに、発動するか分からない。



これも、強い魔法だから。




でも、その時、私は、閃いた。



弱い回復魔法を繰り返せば、回復するんじゃないかと。




これなら、体力がほんの少ししか無くても出来る。



けど、強い回復魔法と同じで時間がいる。




その間に攻撃されたら、負けてしまう。




殺されてしまう。




そうさせないためには、どうすればいいか。



私は、悩んだ。




その時、黒い影が言った。




『もしかして、回復魔法使おうとしてます?なら、私がそれまで戦いますよ。』






私は、黒い影が勝てるような相手じゃないと分かっていた。




けど、その時、私は、いろいろ考えていたから言ってしまった。




『お願い。頼んでもいい?』





黒い影は、頼られて嬉しいのか、嬉しそうな声で言ってきた。


『はい!任せてください!』




黒い影は、すぐに戦い始めた。




私も、すぐに、回復魔法を発動し始めた。



そして、回復がして、目を開けた時、残酷な風景が広がっていた。




黒い影に血は、ないと思ってた。



けど、そこには、血の海が出来ていた。






それに、もう息をしていなかった。





そして、そこには、もう偽物の閻魔がいなかった。




私は、回復をしてあげようと思った。




けど、そしたら、強い回復魔法しかない。




相手を回復するのに、凄く体力を使う。




だから、その間に来られたら、もう負ける。





それに、もしかしたら、これは罠かもしれない。






だから、私は、時間を戻す魔法を使おうと思った。




けど、そしたら、回復をもう一度する事になる。




そしたら、結果は、同じだ。




でも、その時、閃いた。






時間を戻す。




そして、黒い影を戦わせなければ、いいんだ。




そして、防御をしてもらおう。





バリケードを張って貰う。




黒い影には、それが出来る。





そうすれば、バリケードは、相手の攻撃を跳ね返してくれる。






でも、ずっとは、出来ない。






だから、その間に回復出来るだけするんだ。





多分、ほとんどは、回復出来るはずだ。


出来ないのは、たった少しだけのはず。





そう思った。





だから、時間を巻き戻すことにした。


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