第13話

後日談「その後は…?」
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2024/08/20 01:00 更新
~あれから約123年後~
もう、生きていないことを知りながらも、俺は " あの地 " へ戻る。
魔物を全て倒し終わって、この世界から魔物は居なくなった。
おんりー
…帰ってきた。
ただいま代わりにそう言い、俺は学園の門の前で止まる。
ブレスレットを見る。
美しい輝きは今も尚あり、売ったら高くなるんだろうなあ、とあの人だったら言ってるんだろうな、とおもう。
いなりーを見る。
ずっと、俺のパートナーとしてそばに居てくれた存在。
何故か本当にいなりーが出てきて、驚いたけど一緒に旅をした。
魔法の杖を見る。
この魔法の杖には、いつも助けられた。
どんなにピンチでも、この杖があるだけですぐに魔法が打てたし。
マントのフードを取る。
髪を切ることが出来なくて、伸ばしっぱなしのロングヘアになった髪を出す。
傍から見たら…女性と間違われてしまうかもしれない。
おんりー
そろそろ髪…切ろうかな。
そんなことを考えて、いなりーとともに街を歩く。
歩いていると、肩を軽く叩かれる
??
あの、魔王様…でしょうか?
おんりー
…え?
??
全魔物討伐を終えたという…あの…!!
おんりー
…あぁ、そう…ですけど、?
??
凄い…噂は本当だったんだ…
??
来ていただけますか?
おんりー
…え、?は、はい…、?
わけも分からぬまま連れてこられたのは、王都…の中心部……
王邸だ。
おんりー
え、ここ…王邸じゃ…?
??
はい!王様があなたを探しているんです!
??
行ってらっしゃいませ。
おんりー
えぇ、、?
知らない人に王邸に放り込まれた…
フードを被って、少し怖がりながら端を歩く。
目の前にドアがあったので開けて入る。
…本当はダメだけど、とりあえず出たかった。
??
…!?
??
だれ!?
??
…え?
??
おん、りー?
聞き覚えのある声が、4つ聞こえる。
おんりー
…え?
おんりー
なんで…いるはず…、ないのに……。
幻影でも見ている、と思った。
ドズル
帰ってきたの、?
ぼんじゅうる
言ってくれれば迎えに行ったのに!
おらふくん
そうよ!もう、襲撃者かと思ったやないか!
おおはらMEN
…俺達があげたもん、全部まだつけてくれてるんだな。
おんりー
もちろん…もちろんだよ…ッ、
幻影でも、少しこのままがいいと思った。
なんなら、消えないで欲しいと思った。
おんりー
なんで…みんなここにいるの?
おんりー
もう…生きてない年齢だよね、?
ドズル
ううん。
ぼんじゅうる
俺らは卒業後、王様に呼ばれて王邸までやってきたんだ。
おらふくん
そしたら…、なんとびっくり!ドズさんみたいな強い勇者は残しておかないとって言って、僕らに王様が不老の薬を飲ませたんよ。
おおはらMEN
で、こういうこと。
おんりー
……!不老の、薬を……?
おんりー
……何してんの…、
ドズル
え?
おんりー
…みんなの知ってる人…亡くなって……悲しくないの……!?
おんりー
自分の…、自分を知ってる人が…いなくなるの…嫌じゃないの!?
ドズル
…いやだよ。
ドズル
でも、この4人だったから…乗り越えられたんだ。
ドズル
1人でもかけてたら…絶対に生きようと思わなかった。
おらふくん
おんりーも、1人やったから…生きるのが嫌だって感じたんやと思うよ。
おらふくん
ひとりじゃなかったらきっと、おんりーも生きよう、って思えるはず。
ぼんじゅうる
だから、その、、
おおはらMEN
これからは5人で、この世界を守らないか?
おんりー
……分かった…。
おんりー
だから、みんな…死なないでね?
ぼんじゅうる
もちろん!
ぼんじゅうる
あと、気になったんだけど…、髪、伸ばしてるんだな。
おんりー
切る時間が無くて…
おおはらMEN
俺が切ってやろうか?
おんりー
いいの?
おおはらMEN
任せな!
おんりー
じゃあお願いしようかな、
それから俺達は、世界を守ろうと世界統一を目指した。
もちろん、そんな簡単なことでは無かった。
でも、ドズルさんの説得力と信頼で、ぼんさんの優しさで、おらふくんの天真爛漫な姿で、MENの何かを創造する力で。
200年程して、世界統一ができた。
ドズルさんは今、世界の王として、日々せっせと働いている。


ぼんさんとおらふくんは今、めんどくさいと言いながらも、世界の問題について、一緒に確認している。


MENは今、世界に足りないものがあったら作ったり、とものづくりをしている。


そして俺は今、ドズルさんの秘書のようなことをしている。
ドズさんと俺は世界を飛びまわり、なかなか3人には会えない。
でも、3人は楽しそうだし、ドズルさんも楽しそうだった。



俺は、4人に出会って、変わったことが何個もある。
その事々に1つずつ、感謝なんて言えずにいた。


行動で、感謝を伝えていた。
本当に、嬉しかった。


4人が俺を救ってくれた。
だから、俺は4人を命に替えても守りたい。
これから先も、ずっと。


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𝐹𝑖𝑛.

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