そして、帰り道、
「あ!そうや、彼氏、、大丈夫か?ホンマに…無理したらあかんで?」
『うん、ありがとう、多分大丈夫だから…』
「なんかあったら言ってや、すぐ飛んでくから」
『う、うん、ありがとう、やっぱり優しいね、流くんは…』
俺は結構本気で言った、、だって、まだ彼女の事が好きやから…、
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〜あなたsaid〜
流くんに会ってから気持ちが少しづつ楽になった。
会えた時の感動は今も覚えてる、こんなに嬉しいものなんだって。
今日だって凄く楽しいし、やっぱり流くんは昔から変わらないよ、、そのままだった。
流くん、今彼女はいますか?
こんなこと聞きたくても聞けないよね、、
気づけば私は流くんのことばかりを考えていた。
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『ほんと美味しかったね♪』
「おう、めっちゃうまかった、ありがとうな!」
と二人で話してると、
[おい、あなた、なにしてんの?こんなとこで…]
一人の男が声をかけてきた。あなたは怯えていた。
[そいつ誰だよ、浮気相手か?]
『違う、お、お友達だよ、、』
[へー友達…、イケメンだな、友達ねぇー、ふっ、行くぞ!!]
彼は彼女の手を引っ張っていった。
『待って、離してよ、痛いって!』
俺は黙っていられなかった。
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。