第16話

悲しい？嬉しい？

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2018/03/28 13:58

あなたは、さっき賢治にすすめられた場所へ行きその椅子に座った。

すると、あなたの、目の前に二つ結び(？)をした和服の女の子が座っていた。

あなた

あ、あの～。

？

何でしょうか？

丁寧な口調で女の子は答えた。

あなた

あの二人って兄妹なの？

と、まだイチャついている二人を指して聞いた。

？

あの二人については深く追及するなと国木田さんに言われていますので、私には判りません。

あなた

そ、そうなんだ。

鏡花

申し遅れました。私は泉鏡花と申します。

座りながら深々とお辞儀をした。

あなた

頭、あげて！
(やっぱり、人に頭下げられるのは気が進まない。)

鏡花

判りました。えっと、貴女は？

あなた

ご、ごめん。私は夜華あなた。
鏡花も異能力持ってるの？さっきの二人にも聞こうと思ったんだけど。

鏡花

はい。私の宝物です。

そう優しく微笑む鏡花。
悲しいようなでも嬉しいような目。
それの目にも遥かな未来を目指す光が指していた。

あなた

(此処の人は皆様々な光を目に灯している。
普通はそうなのか？)

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第17話こ、怖い。

ビクトリー

コンテスト受賞作品

グランプリ

好きになるのはキミ限定【完結】

なぁな

編集部コメント

主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした！<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。